Shapewaysな週末でした
前回に引き続き、下地仕上げに入ったので早速記事に。これまで使ったことがなかった新兵器、登場!
捨てサフ後
前回の記事では、超音波洗浄器にかけ、ラッカー薄め液で洗浄後の状態でしたが、捨てサフ吹きから最初のペーパーがけまでを済ませてみました。捨てサフ直後の状態です。
アクリルは細かな部分まで良く出ていて、このままでもいけそうな感じの表面です。サポート材のつく乗務員ドアなどは荒れていますが、曲線、直線ともにいい感じで、これまで見てきたものどおりです。
続いてグレーレジンです。
グレーレジンDF50 グレーレジンクハ185
こうして見ると、なかなか表面も綺麗でいい感じなのですが、ピカピカ光ってる個所があちこちにあります。他のも見てみます。
ギラギラw うぎゃあ~
最初は未硬化のレジンかと思いましたが、サーフェサーの上まで出てきていますので、経験上これは残っているサポート材のようです。最初見た時は、ほんとにどうにかなりそうでしたが、マスキングテープを貼って剥がしてみるとテープ側にくっついたので、ほぼ間違いなさそうです。
アクリル造形でも塗装の塗分けで散々な目に逢いましたので、コンパウンド磨きの後にラッカー系薄め液で洗浄しているのですが、グレーレジンはなかなかしぶといようですね。ひと通り下地を磨いた後に、再度コンパウンド磨きを丹念にやってみます。
あと、失敗例なのですが、捨てサフを吹いたとき、グレーレジンに一部乗らない個所がありました。
DF50 モハ
どうやらこれは、水分があったようで泡が立ち、少しビビりました。アクリルはこんなことなかったのですが、樹脂によっては水分と仲良しのものもあるようですので、しっかり乾かしてから次回は吹くようにします。
他の原因だと、ちと困りますが、今後気をつけながら進めていきます。
下地磨き
下地は定番の「神ヤス」です。これまで番手はいろいろ使ってきましたが、アクリルは400番に落ち着いています。これまでは600番を使うことが多かったのですが、アクリルはけっこう固く、最初にあてるペーパーとしては少し役不足のようでした。
しかして、そのアクリルですが、ドアにモフモフが相変わらず出ています。
今の定番 ドアのモフモフ
ここをペーパーできれいに仕上げるのは骨が折れるので、今回は新兵器を投入しました。新兵器と言っても前から買っていて使ってないだけだったのですがw
てことで、
レッドスネーク、カモーン♪
M3レッド! 削れ過ぎ!!
いきなり実戦投入は怖いので、以前失敗したやつを人柱にテスト。ちょこっと当てるだけでしたが、ヒュイーンという軽やかな音とともに、めちゃめちゃ削れましたw
レッドは中程度の研磨力ということでしたが、説明書を読むと「ホワイトメタルはどうたら」とか書いてあったので、金属加工目線のようです(polyは先に説明書を読むよーに)。仕方がないので、次いきます。
ブルースネーク、カマーン!!
M3ブルー 綺麗になった♪
いやもう、これはいいですね。もっと早くに引っ張り出しとけば良かった。
ただし、これまで二の足踏んできたワケを思い出しました。
粉が舞う。
そう、削った粉が舞い飛ぶのでした。ネイルサロンの動画を観た時に思わずポチってはいたのですが、その時にちっこい換気扇のような装置の上にティッシュペーパーを乗せて作業をされていて、粉対策とか言ってました。
そんな機材は手元にありませんので、パソコンのシャーシに付けるファンで似たものを作っていたのでした。テストをする前に色々忙しくなってほっぱらかしにしてました。
今回はマスクをして作業をしたのですが、作業を終えてから気が付くというw
しかも、どこに片づけたのか思い出せんというw
まあ、今回威力が分かったので、見かけたら取り出しやすいところに動かしておきます。と、あまりの威力に、先ほどのキハ58を削りまくってみました。
なんということでしょう! 真ん中のドアにひっついていた、わんこのふぐりのようなシワ模様が綺麗サッパリ。側面の積層痕も恐ろしいくらいに滑らかになっています。
ただ、先っぽで磨かれていくので、なかなかコントロールが難しいようです。そして、ちょっとまだ削れ過ぎのようなので、もう少し細かい番手のものが手に入ったら本格的に使っていきたいと思いました。
次のステップ
あらかた一回目の磨きが終わりましたので、コンパウンド磨きをさらっとし、いや、グレーレジンは念入りにし、中性洗剤を数滴たらした中で普通の歯ブラシでコンパウンドや削り粉を洗い落とし、乾燥です。
プラサフに嫌われると嫌なので、乾くのを待ちます。ここまで進んだ状態です。
185系 DF50
どちらも悪くない感じです。少し荒れてるとこもありますが、これからプラサフの乗せ、乾燥後に細めのコンパウンドで磨いて塗装に移っていきます。
磨いた感触について
グレーレジンは、アクリルに比べて柔らかい感じです。積層痕は大きいですが、ペーパーを当てると、素直に面が出てくれます。
サポート材が付いているであろう面についても、付かないであろう部分との差が少なく、地色がグレーということもあって仕上げ易い印象でした。差が無いといっても、そもそも積層痕が強いので、その分ペーパーがけの手間が多くかかり、細かなディテールが潰れがちになります。
まずは、コンパウンド掛けを丁寧に、かつ、しつこめにし、積層痕を意識しながら進めていくって感じでしょうか。
組付けてみたりした
形が整えば、下回りとも合わせたくなるものです。てことで…
グレーレジン アクリル
115系をはめ込んでみました。どちらも入ったのですが、気づいたことが一つ。
グレーレジンは設計よりも少し大きめ、アクリルは設計よりも少し小さめ。
な傾向がありました。アクリルは、少々きつめに入っています。
同様にDF50です。
グレーレジンDF50 アクリルDF50
ちょっと走らせたくなりますが、今は我慢です。やはり腰が気持ち高いような感じかなあ…。
走らせればなんてことない違いかもしれませんがねw
てことで、この先塗装やら組付けやらが残っています。窓もうまく嵌るかどうか、ちょっと楽しみですが、そろそろ車種別シリーズに入るかもしれません。
それでは、また。