車両狂想曲第5番「モハ185」【第1楽章】プロローグ~下地仕上げとクリーム10号

車両狂想曲第5番は、以前少し触れていたモハ185系に決めました。もうすでに製作にはかかっていますので、第1回目は塗装からです。

どして185系なんでしょw

そもそも気動車やら機関車ものが好きなのですが、きっかけはロクハンさんからEF63が発売されたことです。久々の機関車の発売や、DF50の製作に頓挫していた頃だったので、どっかでスイッチが入ったんでしょうね。

そのころの馴れ初めなんぞは、過去の記事に書いています。
峠越え物語【第5話】185系200番台で3次形を待つ

機関車に牽かれるといえば普通客車や貨物、たまに電車や気動車を引っ張ったりするもんですが、引っ張る機関車は数あれど、

 後ろから押す

てえのが、なんだかいいじゃないですか。いや、深い理由なんぞ置いといて。

手持ちの設計の中からキハ82を作ってみたりしましたが、昨今押されたものとしては電化区間らしく電車であり、近年まで特急で走り回っていたとなれば、創作意欲も湧くってもんです。単独でヨシ、押してヨシ。

と、またまた前置きが長くなってきたので、早速作り具合いってみます。

下地仕上げの続き

ざっとこれまでの状況は、以下の過去記事のとおりです。
Shapewaysやっと届く:新素材2種類を眺めてみる
Shapewaysな週末でした

続きの内容にはなりますが、1回目の下地磨きが終わり、プラサフを再度吹き付け後に磨いたところからです。新素材の特性はこれまで少し書いていますが、グレーレジンは透明アクリルと比較して柔らかく、加工はしやすいように感じます。

プラサフ再度吹き付け後の磨きは、タミヤのコンパウンド細目を使用し、相変わらずの電動歯ブラシで行いました。その後、中性洗剤を数滴入れた水の中で古い歯ブラシで丁寧にコンパウンドを落とし、乾燥させます。

二回目のコンパウンドがけになりますが、状態は以下のとおりです。

どちらも表面は綺麗に整ったようです。手で触ってみると、いつまでも触っていたくなるくらいにスベスベしています。

透明アクリルは光を通すこともあって明るく見えますが、実物はあまり見かけに違いはありません。

地色のせ

水分が乾ききったところで、早速地色を乗せてみました。乾燥はお天気も良かったので半日で大丈夫でした。

塗料は、GMの21番、小田急アイボリー(クリーム10号)を使いました。風もなく、湿度も高くないので、さっさか塗っていきます。

塗装は、30分~1時間おきに3回です。運転席上部は忘れがち(単に慌て者w)なので、自分に言い聞かせながら吹き付けました。

順次塗りあがり具合を見てみます。まずはクハです。

今回は自分のウデからいえば綺麗に塗れました。色が入ると表情が出て、写真がピンボケでもなんだか嬉しい♪

グレーレジンのタイフォンカバーが潰れていますね。ここはグレーレジンでは難しいのでしょうね。いや、単純にサフの吹き付け過ぎで埋まったのかもしれません。

まあ、「今のところ」クハ185に見えますか。今後あれこれパーツが付くと表情も変わってくるのでしょうけどね。

今、窓ガラスは乾燥・塗装中なので、組付けはもう少し後になります。運転席下の緑の塗分けが難しそうw

続いて、モハとサロいきます。

まあ、こんなところでしょう。始めた頃は細かなディテールを潰さないかドキドキしながら下地を仕上げたもんですが、神ヤスと電動歯ブラシを使うようになってからは、仕上がりと作業量、割とバランス取れれるのではないか思っています。

小さいものをたくさん作れるように、自分なりに設計や作業手順を考えながら色々作ってきました。まだまだ足らないとは思いますが、なんとかここまでの作業は悩まずに進められるようになってきて良かったなと思っています。

だがしかしッ!

今の難関は、なんといってもマスキングですなw
こればっかりは、私の目のマクロ機能と利き腕マニピュレータの精度と私の連続使用可能時間次第です。

今日は雨ですが、明日はお天気なので、なんとか塗分けまで済ませたいところです。明日私の性能が出るように、今夜は早く寝まーす。

Shapewaysの新マテリアル情報

DMMmakeの光造形でも感じたことですが、造形の形状には反りや歪みが出やすく、設計にある程度の知識や経験は必要になってきます。これは新素材がどうということではなく、透明アクリルが造形しやすいため、「比較すると」という私の経験上の話です。

このブログは、「3Dプリントの反り対策」についての記事がコンスタントに閲覧されていて、お悩みの御仁はかなり多いのではないかと思っています。ことボディシェルについては反りやすく、シェルの厚みを1mm以上確保したいところです。

ただし、製品の下回りだと1mm厚ではオーバースケールになります。20m級以上だと車両は長さがあるために反りやすく、反り対策の点では変形を嫌うかスケールに合わせるか悩ましいところです。他にも対策として、屋根上の機器を含めて厚みを一定にする、変形防止のリブやランナーめいたものを付ける、といった手があります。

今回は屋根の肉抜きを忘れたため反りが出ましたが、次回再設計したものを造形してみて、再度反りが出るようなら、いろいろ試してみる必要がありますね。新素材ならではの楽しみ方ではありますが、タダではないので、本気度が非常に上がりますw

あと、軟らかめの素材は曲げの強さにも期待できそうですが、今回少し弱いところがあり、幸い185系は大丈夫でしたが、DF50は少し折れた個所がありました。あまり期待しすぎない方が良さそうです。

ところで、先日Shapewaysから気になるメールが一通。

ざっと要約すると、

「やあ、うすうす感づいてると思うけど、Projet2500を使った素晴らしい仕上がりの新素材サービスを始めたので、透明アクリルのお値段4月26日からを35%上げちゃうよん。
今後、ファインディテールプラスチックは、グレーレジンの価格がデフォになります。
新素材を試してない人はこのメールのディスカウントコードを使って、15%引きで4月25日までお試しできちゃいますので、よろしくね♪」

というメールが、4月25日に届く。っておい!今日までじゃんw

重要な客ではないってことですね、分かります。
と、いじけるのはこのくらいにして、そろそろイノベーションがやってくるのでしょうね。

値段は上がってきますが、今回の改定でもガイドラインに変更がないのがなによりでした。DMMmakeさんは、明らかにガイドラインが厳しくなっていて、今回発注したものと同じものはストレートに受けてもらえないと思います。

「造形不良になりそうだけど、このまま作っちゃって、いい?」

とかいうメールが飛んできます。特に厚みはどれも最低1mmに統一されたようで、気軽に追い込んでいけません。

まあ、造形費用が気軽に追い込めるお値段ではないので、頼む立場としても「ガイドライン」であり「造形保証」ではないことを心して3Dプリントを楽しんでいければと思います。

今回のおまとめ

とりあえず備忘として。

  • 下地仕上げ、安定してきた
  • グレーレジンと透明アクリルは同程度の仕上げができそう
  • グレーレジンはディテール潰れがちなので注意する
  • グレーレジンは柔らかくて下地仕上げはやりやすい
  • Shapewaysの透明アクリル値上げ
  • GMカラー21番はイイ感じ

こんな感じでしょうかね。あとは明日のお天気に大いに期待ってとこですか。

お天気と言えば、連休中は大荒れの予報ですね。私は遠出する予定がありますので、今のうちに頑張って仕上げていこうと思います。

それでは、また

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