窓ガラス挑戦倶楽部【10枚目】Shapewaysスーパークリア

作成中のモハ185系とDF50は、Shapewaysの新素材、スーパークリアを試してみています。大いに期待の素材ですが、比較してみましたので記事にしました。

これまでの下処理

新素材での造形は以前に透明度が良さげという記事を書いていました。

前回記事
Shapewaysやっと届く:新素材2種類を眺めてみる

素材の状況を見るため、洗浄からいきます。

素のままでも、スーパークリアは透明度が高いですね。というか、透明度もさることながら、平面が綺麗に出ているようです。

このままでもいけそうですが、窓枠のHゴムなど色を入れないといけないので、これまで透明アクリルで行ってきた手順と同様に、自他次処理をしました。

  • コンパウンド粗目
  • 中性洗剤で洗浄

この後、水性トップコートをかけました。

光の具合で、トップコート後はなんだか分かんなくなりましたが、透明アクリルは黄色味がかった色合いです。スーパークリアは特に気になる色味はありません。

何も手をかけずにそこそこ透明です。磨けばもっと綺麗にいくと思いますが、今回は試作的な意味合いでこのまま作業を進めていきます。

トップコート後の窓ガラスにくっ付いてるパーツは、ライト周りのものです。こちらも透明度を期待して作成しています。

色差しと素材

今回、トップコート後にはなりますが、185系の窓周りはスプレーでシルバーを吹き、Hゴムはエナメルを塗っていきます。

まずはスプレー塗装です。

窓枠を残してマスキングし、タミヤのアルミシルバーを吹きましたが、ガラス部分は表面を磨いていないため、ちょっと曇りガラスのようです。

色もアルミシルバーでは白過ぎました。実物はステンレスのようなので、次回はもう少し重みのある色にします。

続いて、エナメルでの色差しです。

今回の筆は、タミヤの極細面相筆です。セイブルは深直しして行方不明になってしまったので、ピンチヒッターです(塗り終わった後出てきたw)。

塗ったものをみてみます。写真の上が透明アクリル、下がスーパークリアです。

いずれもDF50のものですが、透明アクリルも透明度は悪くありません。筆が遊んでしまったのは、筆に慣れてないまま塗はじめたのが大きな原因ですw

この面相筆、悪くないのですが、遊び毛が1本でていて、それが余計なところに色を落としたようです。あとは、私としてはうまく塗れた気がします。

さて、この二つの素材を比べてみると、スーパークリアの方が際立って透明感がありますが、表面にはざらざらの微細な模様があります。透明アクリルは相変わらずという感じで、平面部分にも関わらず縞模様が目立ちますね。

スーパークリアはトップコートを吹き付けただけですが、積層痕も目立たず、なかなか使えるように思えます。ただし、斜め部分や側面は造形の模様があるため、トップコートでは覆いきれないようです。

磨くと随分違うと思いますが、窓桟やHゴムがあるので、これを潰さないように磨く方法を考える必要があります。あと、塗分けしながら感じたのは、スーパークリアは柔らかい素材のようです。

以前も書いたかもしれませんが、塗装のためクリップで掴んでいると、掴んだ形に曲がったりしましたので、厚みをある程度確保したパーツにする必要があるようです。

今回のおまとめと今後

スーパークリアは、期待を裏切らない素材でした。水平方向の透明度は、申し分ありません。

斜め方向は積層痕の処理が必要なようですので、今回余分に出している185系のフロントウィンドウで磨いてみたりいろいろ試してみたいと思っています。あと、ライト関係のパーツも作ってますので、こちらは製作記事で触れていきます。

目途は立ったものの、なかなか窓ガラスは許してくれないですねぇ。ただし、仕上がりに大きく影響する部分ですし、今後窓の多いモデルを作成するうえでは特に気になる部分ですので、引き続き挑戦を続けていきたいと思います。

にしても、ちっこいパーツの色差しは骨が折れます。なんかいい方法ないのかしらん。

それでは、また。

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