車両狂想曲第1番「キハ58系」【第27楽章】高精細アクリル塗装1回目

Shapeways高精細アクリルで造形したキハ58ですが、前回の下地磨き(車両狂想曲第1番「キハ58系」【第26楽章】高精細アクリル造形下地処理)に引き続き再度プライマーサーフェサーを吹き付け、仕上げの磨き後にクリーム色を乗せました。

プライマーサーフェサー再吹き付け後

前回はコンパウンドをかけたところで終わっていましたが、その後中性洗剤で水洗いをし、水分乾燥後に2度目のプライマーサーフェサーを吹き付けました。前回はアクリルの積層痕や荒れをペーパーがけしていくことが目的でしたが、2度目の吹き付け後はペーパーがけ後の面を一層平滑にすることが目的になります。

プライマーサーフェサー吹き付け後の状態を見ます。まずはキハ58から。

丹念に磨きましたが、積層痕は磨きにくい個所に残っています。前面側のドア戸袋窓下、うっすらと曇っていますが、ここは塗装すると艶が変わってしまうので、向きを変えながら曇りや積層痕を取っていきます。

前面や屋根を見てみます。

屋根はコンパウンド掛けで一層はっきりした印象で、ワックス分とかが落ちたせいかもしれません。票差し周りは、はい、ペーパーがけしよ。

前面はどうなんでしょうね。少し荒れている?のか?

細かい造形が多いので、あまり触りたくないのが本音ですが、艶に関わってきますから悩ましいです。磨きは肉眼で行っていきますので、目立てばペーパーをあてていきます。

次にキロ28です。

裾部の積層痕が残っていますが、ここには外気用の出っ張りがあるので、後回しにして忘れてしまった可能性があります。小窓下のサポート材跡も結構しつこくやったのですが、相手のしつこさの方が上手のようです。

両方の写真で気になる点として、窓下の曇りがあります。窓上部にある水切りの幅だけサポート跡がしっかり残っているせいで、ここも追加でペーパーをかけます。

ペーパーがけと洗浄

下地は400番を使用しましたが、ここでは600番を使用しました。

前回のペーパーがけ同様に神ヤスを使用しましたが、今回は5mm厚のものです。切り刻んだ分は細い部分を使用してドアや角、隙間なんかを磨きます。

今回もほとんど水研ぎです。出っ張りや荒れが目立つところは空研ぎもしましたが、すぐに目詰まりを起こすのと、空研ぎは埃が立ってしまい、吸い込むとろくなことがないので、水研ぎ優先です。

水研ぎが面倒なのは、磨き具合が分かりにくいところです。ある程度磨いたら水分を拭き取り、確認しながら行う必要があります。

あと、水をどこに置くかも結構微妙で、こぼれると悲惨ですから場所を決めておく方がいいと思います。では空研ぎはどうかと言うと、削った粉を吹き飛ばして確認していきますので、まああまり手間的には変わらないのかもしれませんね。

ひと通り磨き、満足できればそこがゴールです。光をあちこちから当てながら面を確認し、手触りを確認したうえでゴールを決めます。

磨き終わったら、中性洗剤を入れた水で洗います。中性洗剤で洗う意味ですが、磨きの作業は素手であちこち触ることになりますので、指の油脂を落とすことと、磨きで出た見えない粉を落としてしまうことです。

ブクブク泡立てて洗う必要はありませんが、きになるところはちょっと気を付けて洗いましょうね。洗浄後は乾燥し、塗装を待ちます。

乾燥中の図

クリーム色を吹き付け

私はエアブラシ持っていないので(欲しいのですがw)、いつもの缶スプレーで地色のクリームを吹き付けました。毎度おなじみジェイズの急行気動車用クリーム色でございます。

4両並べて、塗り具合を駆け足で。ちょっと顔が荒れ気味ですが、なかなかいい感じになりました。

以前DMMmakeで造形した光造形に迫る出来ではないかと自画自賛なのですが、前面もう少し磨いときゃ良かったかな(小さな反省)。肉抜きの効果なのか反りや歪みは見られません。

クリーム色はおでこの一部を占めているので、ここも忘れずに塗っときます。後ろ小窓の下、磨くの忘れてましたわ…絶句。

気を取り直して、キロ28いきます。

側面の曇りは磨きの甲斐あって綺麗に仕上がりました。ドア周りや小窓の下も、段が消えてなんとか見られる感じですね。

今回の塗装ですが、2度塗りしています。使用しているジェイズですが、夏場は40~50分で乾燥と、缶スプレーの説明書きに一応書かれています。

しかしながら、芯から乾燥するまでは1~2日間必要とも書かれていて、できれば3日間は放置しておきたいものです。その後塗分けのマスキングに移ることになります。

今回の塗装では、秘密兵器のマスキング治具を使用する予定ですが、出番はちょっと先になりそうですね。それまでボディの仕上げはDF50三昧の予定です。

さて、ボディ作業の傍らでシャーシ(下回り)を塗装しましたので、お披露目です。

4種類の写真は、左からキロ28、キハ58、キハ28、キハ58動力用です。キハ58は、ありゃなんだかピンボケ?のようですが、これらはこれからロクハンショーティ用動力シャーシの組付けや台車の取付を行っていきます。

今回記事のボディとシャーシは、仕上がりをShapewaysのマーケットに使用する予定です。暑さに負けないように仕上げていきますが、うまく仕上がるように祈る毎日でございます。

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