車両狂想曲第1番「キハ58系」【第22楽章】下回りの仮組
上回りボディと下回りの仮組をしました。下回りの台車はロクハンショーティ用のものを使用するので、分解と組付け、高さのチェックをします。
梅雨入り宣言来る
私の住んでる地域も梅雨入り宣言があり、おまけに変わりやすい天気や気まぐれな強風で塗装に入る気にならないため、上回りボディと塗装を済ませていた下回りの仮組みをしていきます。主な目的は嵌り具合とボディ高さの検証になります。
台車の転がりは製品を使用するので問題ないとして、やはり高さはどうしても気になるので、今のうちに済ませておきます。気動車と言えば、なんといっても混結の魅力は捨てがたいものがありますので、販売されている製品とも比較していきます。
分解と台車の組付け
前述のとおり、台車はロクハンショーティ用のものを使用しますので、ショーティ用シャーシから台車を外します。まあ、分解てほどでもないですねw
数あるショーティ用のシャーシの中から、動力用とトレーラー用、いずれもノーマルタイプを使用します。ノーマルタイプは、キハ52と同じ台車なんで、好都合です。
それにしてもどれだけストックあるんでしょーねー、発売終わったらどうすんでしょうねー。ま、しばらくないと思うけど。
さて、台車の取り外しは、ビスを1本緩めるだけです。ドライバーは百均なんかでも一時期売ってたセット物の精密ドライバープラスを使いました。
で、ショーティ用のシャーシと同様に作った床下にねじ止めです。
組付け 完了
このネジはビスになっていますので、あまりグイグイ締め付けなくても大丈夫です。あまり強く締めると、ビスの穴が全て削れてしまい、丸坊主になって止まらなくなるので、ちょっと手応えのあるところで、終了です。
両方とも難なく取り付けることができました。首振りもいい感じで、引っ掛かりもありません。
台車を外した後のシャーシは用済みです。ああ、また供養が増える…。
次に、動力用シャーシの組付けをしていきます。動力用シャーシの場合は、ギアの入っていない側だけを同じ要領で外し、取り付けます。
動力用シャーシ自体は、次のように組付けました。
出っ張りを合わせて そのまま下へ 完了
分かりやすいように写していますが、動力用シャーシの出っ張りと床下の穴を合わせて、床下側の出っ張りを動力用シャーシの2つの穴に合わせて嵌れば完了です。
上回りボディと合体
前後に気を付けて組付けます。遊びが少ないのですが、こちらもパチパチはまりました。
今回は後期の組付けも試作していますので、そちらの作業も行いました。
車輪を外す 台車側をカット 切り離し 余分をカット
台車からカプラーポケットを切り離しました。続いて、床板に取付です。
コツが要りましたが、無事に付きました。
かなり向きや力加減にコツが要りましたので、設計を見直すつもりです。後期はまだ先の予定なので、しばしのお待ちを。
とりあえず床下を全て組付けてみました。
レールに乗せてみる
組上がりましたので、レールに乗せ、つながりの感じをチェックします。
キハ58とキロ28 先頭と妻板側
キハ58は動力側ですが、動力側がわずかに低い?気のせい?
連結間面はもう少し狭くてもいいようです。ロクハンショーティ用シャーシにはロングタイプのカプラーが付いていますので、短いものに変更してもいいかも知れません。
続いて、合わないのは分かっていますが、後期型と合わせてみます。
あちゃー、こりゃまるでダメ男ですな。しかも上向いてるしw カプラーポケットが水平でないのかもしれません。
おまけに後期の肌荒れすぎww これは縦向きに造形しているためで、かなり可哀相です。
気を取り直し、これではカプラー高さの比較にならないので、カプラー改善計画で折れてしまったカプラーを組付け、比較してみました。
カプラーポケット絶対おかしいww 高さも含めた再設計と相成りますなこりゃ。
製品の気動車達と比較
それでは、既製品の気動車と高さを合わせてみましょう。
キハ52と キハ40と
うむむ、少し高いか…。形式図上では、キハ52と同じ高さ。キハ40は若干低いといっても30mm、縮尺にして0.13mmなので、ほぼ同じ高さ。
これからいくと、少し高いようです。床下の台車が当たるあたりを少し下げた方が良さそうですね。目分量で0.4mm程度でしょうか(おおざっぱw)。
続いて、ショーティのキハ58とも並べてみました。
やっぱり高いかw わずかですが。てことで、ここは再設計するとして、あとは走らせるってことになりますね。
まあ、このあと塗装しても肌の荒れっぷりが気になるところではあります。アクリル造形は正確に出るとはいえ、表面の状態から言えば、やはり仕上げに馬力が必要になるようです。
やはりご時世的に光造形がいいんですかねえ、値段も下がってきたし。
と、悩ましさも引き連れつつ、キハ58公開への道はもう少し続く。