パーツ沼の宴【一皿目】ED75下枠パンタグラフ

Zゲージの車両を作るうえで必要なパーツの加工について、新たに「パーツ沼の宴」としてシリーズ的に、しかも不定期に(笑)記事をあげていくつもりです。一皿目で終わったりしたら、スミマセン。

さて、電気もので現在難関になっているパンタグラフ。今回は、ED75 700番台のパンタグラフを、ロクハンショーティEF66のものを利用して加工してみます。

ショーティEF66からパンタを外す

まずはネタ車からパンタグラフを外します。

下回りは外さなくてもいいのですが、抜けないときに状態を見ると対処がしやすいので、外して作業しました。下回りは、強くこじるようにすれば外れますが、ボディとの間に細いマイナスドライバーを入れると、簡単に外れます。

これまでパンタグラフが抜けないことはなかったのですが、何かあったとき、それから下回りを抜くと、思わぬところに力が入ってパンタグラフを壊しては元も子もないですしね。ちなみにこのパンタグラフ、一時期ネット上で壊れやすいという情報を見ていたので、慎重に作業しています。

パンタグラフを抜くときには、シューではなく、碍子の付いているベースの部分を掴んで優しく抜いていきます。

仮組と調整

パンタグラフ側の準備は何もしていませんが、出力したパーツとの嵌まり具合をチェックしました。

パンタグラフとパーツはキツキツで嵌っている必要はありませんが、パーツに嵌りにくかったので、ヤスリをかけ、楽に嵌るように調整しました。試作ですので、この後の作業のためにとりあえず嵌めてみましたが、ここでの嵌り具合は次の作業で調整できますので、あえてここでやらなくても大丈夫です。

パンタグラフ側の加工

パーツにパンタグラフを当ててみて、パンタグラフから不要な部分を切り離します。事前に寸法を当たり、ちょうど碍子の部分を斜めにカットすればパーツに嵌るように設計していますので、位置を確認後、碍子をニッパーで切り取りました。

しつこいようですが、試作ですのでカットする位置を確認しましたが、写真の「ニッパーで切る」の位置で、角を落とす線でニッパーにより碍子部分を切り取りました。切り取った様子は、次の写真のとおりです。

切り取り後

カットする位置は、パンタグラフのアームを受ける部分を避けるとこの位置しかない感じでニッパーの歯が立ちますので、あまり悩まなくても大丈夫と思います。4つの角全てについてカットしていきます。

組付けしてみる

カットしたパンタグラフを、パーツに組付けしてみました。

いい感じで嵌りました。色が付いてないので少し分かりにくいのですが、違和感はあまりなく、アームの上下も特に問題なくできました。

塗装してとりあえず完了

パーツからパンタグラフを外し、塗装しました。塗装中の写真が無いのですが、塗上がりの写真です。

色塗り後

パーツは実車に近い感じのアルミシルバーで塗り、碍子はガイアカラーのアーティストマーカー2mmで色差ししました。パンタグラフの材質の色がねずみ色なので、色の違いが気になればパンタグラフを塗るしかないでしょう。

あと、シューの違いが拡大すると目につきます。ED75はそこまで気にしなくてもいいかもしれませんが、EH500だとシューの先っぽが赤で塗られたりしていますので、ここだけでも作りますかねぇ、ま、そん時に考えることになるかも知れませんが。

シューを作るには分解しないといけないので、どうせ分解するのであれば、金属パーツのみ活かして、全部作った方が組付けが楽な気もします。それだけ無理にいじると思わぬところが壊れそうな感じです。

製品として発売されているものは、模型の取り扱いをされない場合のことが考慮されている気がします。全部作るには、これまた徹底的に分解しないといけないのですが、そのうえで組み立てが楽な方法で設計することができるので、少しは工作に有利な構造にしていけます。

以上、今後改良する部分があるかも知れませんが、とりあえずED75の700番代試作組み立てに必要なパーツとして、ひとまず完了とします。

うーん、やっぱりシューが、後々気になるかも…。

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