ナイロンモデルのペーパーがけ【しょの1】

583系でTUNE 3Dを試してみましたが、高価で郵送時間もかかるので、身近なペーパーでなんとかならないか、人柱のコーナーです。
実験の餌食となるのは、以前出力してもらってたキハ82系です。
習作用のものなので、先頭車の窓が空いてなかったり、キシの送風機がまずかったり、下回り用の造形がなかったりと、少し残念な内容ですが、ここで活躍してもらいましょう。

して、今回試すのは、以下の面々。

右からですが、まずはTUNE 3D。

あちこちで買えるものではないので、ネット注文です。
たしかに大きな積層痕には強力な威力があります。
しかし、強力さゆえに、ディテールもほぼ削れてしまい、仕上がりはまあいいものの、小さな物には向かない印象。
ウデが悪いだけかもしれませんがw
今回作業性の比較のために、仕上がりの比較を含め、ノミネートです。
続いてスポンジ布ヤスリ。
その名も、神ヤス。
ほんとに神なのか確かめてみたいと思います。
値段も400円と、量の割にかみがかってます。
最後は定番のタミヤフィニンシングペーパー。
どこでも売ってて、しかもリーズナブルなお値段。
今回は3種類の目のセットです。
木工向きとありますがw
早速磨いてプラサフを吹いてみました。
手前から、TUNE D3、神ヤス、タミヤ240番空研ぎ、タミヤ240番水研ぎの順番です。
こうしてみると、まるで違いが分かりませんなw
てことで、1つずつ見目見ましょう。
まずはTUNE 3Dです。

思いの外荒れています。

目が粗く、バンバン削れてしまうので、ほどほどにしたのですが、想像以上に荒れてます。
削り心地は、ベースがペーパーでなくてプラスチックのような素材で、融通が効かない感じ。
1番やりにくかったように感じました。
冒頭にも書きましたが、大きなもので積層痕がバリバリあるやつにはいいと思います。
削り心地はイマイチでも、削れている感じは1番でした。
さて、お次は神ヤスで、120番→240番の順です。

ソコソコいい感じになってます。

ベースがスポンジで、布ヤスリなので、削り心地は1番です。
曲面にもピタリと当たり、気持ちよく作業できました。
後で先頭車前面部を磨いてみたのですが、入り組んだ場所をヤスるなら、文句なしにやりやすいです。
さてお次はタミヤの160番→240番で、空研ぎです。

ソコソコいけてます。

コイツには1番期待していなかったのですが、まあいい感じになっています。
目詰まりも起きず、削れ具合も確認しやすいのでいいかも。
難点は時間がかかることです。
削れ具合が確認しやすく、ベースの紙が柔らかいのでモデルとの馴染みも良く、テレビ見ながら気楽にやるにはもってこい。
何より、1番お安いうえ仕上がりもいいので、おすすめですね。
続いては、上と同じタミヤの240番水研ぎです。

なかなか良いですねー。

なかなか綺麗になってます。
送風機下が少し荒れていますね。
これにはワケがあって、コイツが1番時間がかかり、削り具合が分かりにくいかったからです。
このペーパーはベースが薄いため、しっかり面と当たるものの、削れてる感が触っても分かりにくかったからです。
削り心地は、何やってるか分かんない感じw
しかし、この状態でもスベスベしているので、仕上がり的には全然オッケーです。
粉が出ないのも、後片付けから言って良いです。
てことで、4種類比べてみましたが、どれもソコソコ良い感じです。
特徴からいくと、
・TUNE D3は大きなもの向き。Zゲージくらい小さく細かい物だと、綺麗に仕上げるには経験が要りそう。
・神ヤスは削る物と馴染みが良く、特に前面の入り組んだ形の場合によろし。
・タミヤ空研ぎは仕上がりもソコソコで、のんびりやるにはいい感じ。
・タミヤ水研ぎは、作業と割り切り、水などの後片付けが苦にならないのであればオススメ。
てとこですか。
お値段は、TUNE D3 > 神ヤス > タミヤです。
使い方的には、タミヤの空研ぎから、タミヤの水研ぎ
、細かい部分は神ヤスてとこですかね。
さて、番外編として、少し変わりダネをひとつ。
これは、タ
ミヤの空研ぎの後、320番で水研ぎしたものに、タミヤのPPプライマーを吹いたものです。

320番と少し細かいものを使ったこともあるかもですが、プライマーを吹いただけにしては綺麗な面が出ています。
このプライマーのみ仕上げ、ネットでプライマーを探していた時に、たまたま誰かのブログに書かれたものです。
ブログの本人はしていないらしいのですが、このプライマーだけを使って下地仕上げをしている人がいるとのことでした。
プラサフは塗った後に削る時、粉が結構出るのでいつもマスクをして作業するのですが、これは塗るだけ。
まあ、色を乗せてみないと分かりませんが、これで済むならめっけものです。
コイツの欠点はハッキリしてて、それは、臭い。
灯油のようなやな臭いがします。
しばらく近寄りたくないほどクサく、乾燥は外ですな。
さて、今回のまとめですが、お高いペーパーでなくても全然大丈夫。
最後に水研ぎで仕上げればなかなかです。
本当は最後に600番とか使えばもっと良くなったんじゃないかと思います。
あと、作業の時はパチモノでも構わないので、ハズキルーペのようにかける拡大メガネが必要ですか。
見えないのは、やはりここでもツライです。
次回は、気が向いたら、色乗せてみます。
と、そうなれば、今の下地を600番以上で磨き、再度プラサフを塗ります。

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