Shapewaysで造形【しょの1】
届きました、Zゲージキハ58系試作。
Shapewaysの利用は初めてではなく、以前といってもかなり前に2度ほど使用したことがあります。
DMMmakeさん(以下、敬称略。)と見まごうほどの厳重な梱包なのですが、外箱がべこべこに打ちひしがれており、必要充分であることを認識。
配達に来た宅配便の方からも「中身が無事かを確認してください。」と言われるレベルです。
まあ箱は開けちゃったし色々写ると面倒なので載せませんが、中身はしっかりばっちり大丈夫でした。
さっそく届いた内容をチェックしてみます。
チェックの内容は、ぶっちゃけて言えば、DMMmakeとそん色ない出来具合かどうかってとこです。
以前依頼した時は、なんとなくよろしくなかったので、今回は確認がてらの部分もあります。
しかし、これらは全て杞憂で、申し分ない内容で納品されました。
思えばDMMmakeも最初の頃は、まあなんとも言えなくて、納品される度にモチベーションを保つのが大変でしたね。
機械の特性がそうだったのだと思いますが、極端な時は綺麗な面は下面だけていう時もあり、難しい縞模様の嵐でした。
今は曲面の段差ぐらいしか目立たないので、進んだものです。
というわけで、今回納品分を細かく見てみます。
今回は、ノーマルな図面どおりの造形、DMMmakeに頼むと諭吉様が吹っ飛ぶ値段(だったと記憶)の高詳細モード、横面を大切にしたい横向き造形、以上3種類を発注しました。
ノーマル造形
キハ58後期型です。パノラミック窓のやつですね。
これから表面のワックスを落としますので、票差し下の荒れなんかが気になるかもしれません。
Smoothest
名前は分かりにくいですが、高詳細モードとなり、キハ28後期型パノラミックさんです。
この状態での見た目はノーマルと変わんない感じですね。
横向き造形
造形品質はノーマルで、キハ58平窓タイプを設計図で横向きに配置した内容を依頼したものです。
表面の荒れ方がちょっと違うかな、位でしょうか。
こうしてみると、高詳細や向きの違いは分からないように思えますが、細かい部分で、仕上がりに影響しそうな違いがあります。
表面はどのみち磨いたりするのでいいのですが、一番の心配は窓やドアの面が繋がる部分の毛羽立ちです。
比較してみましょう。
初めて使ってみる機能なので、逆に見づらいかもしれませんが、左側がノーマル造形、右側がモデルの側面を上にして造形したもので、真ん中の白丸での大小記号をドラッグしてみてください。
どちらも毛羽はありますが、横向きの方が比較的多いようで、詳細モードとノーマル造形での違いはありませんでした。
あと気になるのは、横向きはサイドを上面にしたにも関わらず、縞模様が目立つとこでしょうか。
これがこの造形のクセのようで、上面と言えどもまるで安心できないのです。
しかも側面は平面が多いために面積も広く、仕上げが大変です。
細かい部分はまあ大変と言えば大変なのですが、形の変化がある分そこそこで済むとか省略とかできます。
しかし、平面は難しいのですね、これが。
こちとら人間ですしw
てとことで、毛羽はノーマルに軍配が上がりますが、実はもう一つ、縦と横で気になる部分を検証します。
それは、変形です。
光造形でも散々苦しんだ変形ですが、前回オハ12系の塗装をしていて気が付いたのが、アクリル造形を横向きにすると真ん中が横方向に変形する傾向があります。
こいつで言えば、真ん中あたりが、床方向に垂れ下がるのです。
仕上げてる最中は気づかなかったのですが、塗装で直線を切り出しているときに気づきました。
てことで、長くなってきましたので、次回に続きます。