車両狂想曲第2番「DF50」【第14楽章】走れ走れ!

いよいよDF50も、これまで工作してきた窓ガラス等のパーツを組付け、下回りと合体。走らせた様子などを記事にしました。

残りの下回りを仕上げる

前回の記事では、下回りの組み立てを行いましたが、1輌分だけだったので残りの1輌分も組付けしておきます。前回、治具を作成していたのと、手順も大体大丈夫なので、サクッといきます。

ちなみに、前回記事はこちらから
車両狂想曲第2番「DF50」【第13楽章】台車とシャーシ組付け

今回のギアボックスは、グレーレジンで3Dプリントしたものです。色が製品のようで、なんだかワクワクw

組付け後、単体走行テストを済ませ、重連総括運転に備え、前回組付け分と一緒にレールに乗せ、スピードを確認しました。元が製品なので、余計な心配なのですが、速度が同じでないとどこかに不具合があることが考えられますので、念のためですね。

ちなみに、今回の動力車は「当たり」のようで、最初からすんなり走ってくれました。ただ、組付けてからあれこれ手入れをするのは面倒なので、前回同様に電極を取り外し、ユニクリーナーで清掃後、曲がり具合をチェックしておきました。

合体前のパーツ取付け

何もなければそそくさと突っ込むのですが、側面のルーバー部分、窓ガラス、ライト関係のパーツは後付けですので、これらを組付けていきます。

側面のルーバー部分ですが、グレーレジンは内向きに、透明レジンは外向きに少し反っていたので、押さえながら瞬間接着剤で接着しました。

塗分けをスッキリする目的でこのパーツを分けたのですが、反るわうまく入り込まないわで、ちょっと難儀な部分です。実物はボディの外側とルーバーの頂部分が同じ高さになっているのですが、反りがあると同じ高さにするのが大変です。

パーツの重なりで二重構造になるためボディシェルが厚くなりますので、塗装に目途がついたらボディシェルと一体化しようかと思っています。以前一緒にしていた時はスッキリしていて、塗装がヘタクソなのはモデルのせいではないので、なんとか良い方法を考えてみます。

185系もそうですし、Twitterでのリツイートでいただいた意見にもありましたが、Zゲージはやはり塗分けがポイントになりますね。見かけ大事だしw

上の写真、確かに塗分けは下手なのですが、白い線がはっきり出ています。ここの白は、確か後乗せだった気がします。

通常と順序は逆ですが、隠ぺい力のある下地を工夫すれば発色も悪くなく、こういった部分も大きさならではの作り方になる気がします。

次はお待ちかねの窓ガラスです。窓ガラスは窓ガラス特集記事でも書いていましたが、Hゴムに色差しを済ませたものです。

窓ガラス特集記事
窓ガラス挑戦倶楽部【10枚目】Shapewaysスーパークリア

で、この窓ガラスですが、185系のライトケースと同じく、ひじょーに嵌りにくい代物になりました。もうね、これがキツキツもいいところ。

嵌る時に、アクリル同士が擦れる鳥肌の立ちそうな

 キュウっ

なんて音や、

 ゴキっ

なんて重たい音がして、ボディが割れてないか心配になるくらいです。まあ、影響はなかったのですが、ハートによくありませんw

甲斐あってか、窓周りはすっきりみっちり嵌り、接着剤が要らないくらいに頑丈な嵌りっぷりです。この部分ですが、スーパークリアが太めのせいかとも思いましたが、どちらも同じくらい嵌り具合が硬かったので、設計上もう少し遊びをとります。

てことで、窓ガラスのお次は、ライト周りです。

ロクハンさんの製品は、機関車に尾灯がありませんので、ヘッドライトの組付けだけです。この辺は185系よりもはるかに楽です。

窓ガラスがきっちり収まっているので、ライトもすんなり入りました。続いて、ライトのカバーを組付けます。

ここまでくれば、あとは下回りといよいよ合体です。

下回りを組付ける

下回りは、造形が届いたときに一度合わせていたので、難なく入りました。

そして、テスト走行です。ライトが点くかも確認します。

ふぇ~、長い道のりでしたが、なんとかちゃんと動くDF50になりました。Nゲージほどとは言えませんが、なんとか製品を牽かせてもそれなりに見られる外見と無事に牽いて行ける機関車になったと思います。

最初に下回りで試した重連もしてみました。

単体で走らせても面白くないので、いろいろ牽かせてみようかと思います。しばらく走らせて遊んでいましたが、下回りやモーター、音にも今のところ異常はないようです。

あれこれひと通り遊んで様子を見たうえで、他に不具合が出てこないようなら、設計変更し、試作の後に最終章に持っていきますか。まだ道のりは続きますが、第1番のキハ58よりも先に終わったらなんだか変かなw

考える時間があったら、とっかかっていきます。時間は無限にある訳ではないですからねえ。

今回のおまとめ

無事に組みあがったものの、やはり課題は出てきました。

  • 窓ガラス周りの遊び寸法再考
  • 側面ルーバー部分の一体化検討
  • 塗装マスキングと塗装順序の検討

こうしてみると、かなり課題が集約されてきました。他のモデルと似通ってきていますが、モデルごとで個性が出てくる場所になってきているのかな?

側面の一体化は、今少し広めのボディ幅を縮めることにも繋がりそうで、やり方によっては大幅な見直しになってきそうです。今回の設計でもほぼ引き直しでしたから、心してとりかかりますか。

来月になると塗装に向かない季節に入っていきますし、そうなれば設計も捗りますので、夏までにはいろいろと仕上げにかかっていきたいものです。

それでは、また。

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