OsakaZday2022会場点描

OsakaZday2022ですが、模型以外は素人揃い、撮影機材はiPhone、コンテンツは当日揃ったもの多数、プログラムは作っていましたがぶっつけ本番で時間は押しまくり。ライブは厳しいものがありましたが、久々にメンバーが寄ったということが何より意義がありました。

当然ライブに映らないことが充実していた訳で、手持ち車両トラブルや開発のQ&Aに照明を落としての夜景観賞、こんなご時世でなければ、いろんな方に気軽に立ち寄っていただきたかったと思いました。

ライブ映像は後日編集後にまとまったものが公開される予定なので、当日の状況など点描になりますが、ご紹介します。

持ち込まれたレイアウトから

ほとんどが持ち運びしやすいトランクレイアウトで、今年はトランクレイアウト製作のワークショップをBaden谷九で主催していましたので、新作が多く並ぶことになりました。

まずは、リーダーの静山さんから、レイアウト2題です。ワークショップで題材にされた分も含まれます。

レイアウトの名称は、私の印象です。いずれも夜景が楽しめるもので、街の風景は駅の据え方が「これ、あるある」と意見が出ていました。

Baden谷九はメルクリンを中心に楽しまれている方が多く、欧風のレイアウトが多いのですが、この2題は日本の風景を中心にまとめられています。小型のレイアウトでも線路配置とシーナリィ(トンネルとか地下部分など)のとりかたで、フルスケール単行列車でもいい感じで楽しめると思いました。

次に、たまぐまさんから。遠方より2つのレイアウトを持ち込まれました。

いずれも丁寧に作られていて、水面の表現にレジンや透明な素材により工夫をされていました。奥のレイアウトはギターケースに作られたもので、こちらは日本の風景をまとめられています。

引き込み線と一部複線区間が作られているため、多彩な運転が楽しめるものになっています。一部複線区間は、4両編成を楽に停めておけそうです。

長手の寸法があるとレイアウトプランも広がり、レールも長くとることができ、最近日本型の車両も増えてきていますので、どんどん車両も欲しくなってしまいますね。是非とも日本の風景にマッチする、4両編成でサマになる製品が増えてほしいものです。

次は、ゴーサンの作品です。ワークショップへの参加により作成されたもので、2作目になるとのことです。

このレイアウトはシーナリィの構成が良く、川の手前にある牧場がなだらかな斜面になっていることから、トランクレイアウトと思えない広がりを感じました。このレイアウト、みんなが羨んだポイントがあります。それは、ブドウ畑。

建物などのストラクチャもそうですが、こういったスケールの合ったアクセサリーを手前に持ってくると、車両のスケール感が増し、見どころになるなと思いました。私はまだレイアウトを持たないので、とても参考になりました。

さてお次は、kashyさんのレイアウトです。今回2つ持ち込まれました。

奥はワイン畑とハロウィンを題材にまとめられた作品で、ワインががっぽりと入ったワイン樽列車が走り回っています。この列車に積まれているワイン樽は、メルクリンラブな方は皆さんご存じのようですが、本物のワイン樽から作られているとのこと。

トランクの蓋の部分は、写真の手前にブドウ畑を作りこまれています。いやー、どれだけワインお好きなんでしょうね、といいますか、見事な構成です。

ちょっと写真を取り損ねたのですが、右手前には、豆粒のようなカボチャをかこんで、ハロウィンのイベントがあっています。なんと宙に浮いた魔女もいたりして、見どころの一つなのですが、全体的に細かい作り込みがなんとも言えません。

手前のレイアウトは、富良野に旅行に行く際に、富良野への列車の中で走らせるために作られたとか。以前は、オリエント急行の中でオリエント急行を走らせたとブログにあげられていましたが、旅行に合わせてレイアウトを作るなんて、本当に大したものです。

ラベンダー畑を中心に富良野らしくまとまられたとのことです。これまた富良野と言えばワインですね~、どれだけワイン(以下略w)

さて、このレイアウト、人物も配置されていて、夜景もとてもよろしいのです。

ここまで作り込みが進むと、トランクレイアウト侮りがたしですね。うーむ、レイアウト本気で欲しくなります。

次なるご紹介は、浪花のヒロさんです。

このレイアウトは、以前購入なさったものとのことで、今回持ち込まれた中では一番大きなものになります。車両が走る姿が好きで、お気に入りのものを走らせながら一杯やったりするとオツなものだとか。

のちほど素敵な奥様もおいでになったのですが、奥様も走らせて楽しまれている様子で、一緒にお話しされながら走らせてらっしゃいました。

いや、うらやましすぎ!

さて、このレイアウト。S字が多いので走る車を選びますとのことでしたが、カーブが大きめなので、結構いろんなものが大丈夫のように思いました。

走行中心なので、「レール磨きがね」とおっしゃっていましたが、ちょこちょことレールを触りながら調子を見ながら走らせてらっしゃる姿を拝見していると、レール磨きもこのレイアウトの楽しみかなと思いました。私も小さなテストコースを持っていますが、最初はつっかかりながら走っていた車両が調子よく走り出すのは楽しいものです。

2枚目の写真にあるとおり、斜面を構成するライザーは、透明アクリルになっていて、走る車両の邪魔をしません。ライトがあちこちで透き通りながら走る様も、なかなかいいです。

フラットトップも白なので、クリスマスに好きな飾りつけして走らせると、ロマンティックでしょうね。いや、なんだかご馳走さまなレイアウトです。

次なるレイアウトは、シバッチさんのトランクレイアウトですが、これは圧巻でした。NOCHの市販のものをアレンジされたものです。

なんといってもその大きさで、横幅は700ミリ、奥行きは500ミリと大きなものです。アレンジ部分は、ストラクチャに照明を入れたことと、駅舎の手前をダブルスリップに変更されたことで、見かけはすっきりしているのに走りやレイアウトの楽しみ方では、トランクレイアウトの域を超えているとも言える作品です。

特にダブルスリップの組み込み効果は絶大で、ロングランを楽しんだり、複数の列車を同時に走らせたりと、走らせるうえでの自由度が高いレイアウトになっています。夜景も素晴らしいもので、元のものを崩さずに組み込みを行うのは、やってみるとなかなか大変な作業になると聞いています。

夜景と走る列車のライトの動きが楽しめ、夜汽車の風情を味わうことができるように思いました。大きさ故のメリットでしょう。

しかしながら驚きは、このトランクレイアウトは「そんなに重くない」という特徴があります。こんなに大きいのに、片手で下げられます。

さすがに駅から持ってくるのはしんどかったとのことですが、家にレイアウトの置き場がなくても、普段はどこかに立てかけたりして収納しておき、楽しみたいときに引っ張り出して広げて遊ぶには負担のない軽さです。これにはメンバーもびっくりで、ほぼ全員「ちょっと持たせて」と下げてみたのですが、お世辞抜きで軽かった(というか、重くない)という感想でした。

そして、アルミで作られていて、蓋部分も高さがありますが、蓋を開けてもひっくり返りそうにないくらい安定しています。会場でも折り畳み机の上に載せていたのですが、机がぐらついても安定していました。

ところで、夜景が組み込まれたレイアウトは多く、部屋の照明を落として皆さんのレイアウトを拝見したのですが、撮った写真がボケてたりブレてたりで、全ての作品を載せることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。機会がありましたら、是非実物をご覧いただきたいと思います。

さて、レイアウトのラストは、ロクハンさんからお借りしたものも紹介します。クラブとして宣伝を頼まれている訳ではありませんので、一言お断りをしておきますね。

と言いつつも、何かないと紹介しないだろ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これまでいくつもレイアウトを作ってきた、販売されているものをいくつか見てきた、というベテランメンバーの方々から意見がありましたので、そちらを紹介したいと思います。

市販されているレイアウトはいずれも安くはなく、トランクに納められたものやボードのものもあるということですが、シーナリーとストラクチャ、トンネルポータルやケースとの接続部の仕上げが荒い製品が多いとのこと。この製品も決して安くはなく、むしろ高価な部類であることは確かだが、接着剤のはみ出しもなく、レイアウトとして細かい点が丁寧に作られているのは良い点ではないかとの意見が多かったです。

実際に実物を見て買われる方が遥かに多いと思いますが、見て気に入るんであれば、買っても良いんではないかな、というレベルではないかということです。カーブもショーティ専用よりも緩く(R95)、3両編成ならフルスケールでもいけるようです。

オンラインコンテンツ等

オンラインとビデオでの紹介のコンテンツについては、YouTubeで紹介されたものをご覧下さいませ。当日の拙いビデオワークのお手伝いと、撮影に私のiPhoneを使用していたため、満足に写真が撮れておりません。

これは、ちょっと残念でしたが、当日のURLで今も見ることができますので、ご所望の方は、Baden谷九のホームページからご覧いただければと思います。

あ、私の展示も少しだけ。

当日はビデオ撮影用のスタンドやらなんやらの荷物が多く、車両も数あると重くなってしまうので、新作のキハ82系、なんちゃってEF62、オハ12系、キハ58系くらいになり、机の上は寂しい限りですなw

ライブではあまり説明ができなかったので、モデルの作成記事やよもやま話は後日記事を作成しますので、少々お待ちくださいませ。

イベントの感想

冒頭にも書きましたが、今回は実際に会えたことがなによりの収穫でした。定例会もずっとZOOMでしたし、OsakaZdayもオンライン開催でしたしね。

オンラインならではの良さもありますので、その良さを活かしつつ開催方法を考えていくことになるかも知れません。いずれにせよ、久しぶりにお会いできたことで、この趣味も深まっていくことは間違いないでしょう。

是非次回も参加したいですし、レイアウトと参加することができれば、なお楽しい会になるのは確実です。これからの1年間、目標でも考えながら淡々と設計続けていきましょうか。

さて、次回からは、今回持ち込んだ車両の記事を中心に投稿の予定です。

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