窓ガラス挑戦倶楽部【9枚目】ユニットサッシ窓2題
前回仕上げた窓ガラスを試作中のキハ65とスハフ12に組み込んでみましたので、ざっとレビュウしていきます。Hゴムの塗料を変更してみましたので、こちらもご紹介。
窓ガラスの仕上げと組付けについて
ユニットサッシを前回仕上げていきましたが、使用している試作の手持ち2両にとりあえず組み込みました。窓ガラスの仕上げと組付けについては、以前の記事で紹介しています。
窓ガラスの仕上げについて
窓ガラス挑戦倶楽部【8枚目】正解発見!?ユニット窓仕上げてみた
窓ガラスの組付けについて
車両狂想曲第1番「キハ58系」【第34楽章】窓ガラス組付け・完成♪
ざっと仕上がりのレビュウ
早速仕上がり具合を見てみましょう。
遠目、普段走らせるにはいい感じの仕上がりです。ちなみにこの2両ですが、窓の仕上がりと共にカプラーや台車について、これまで少し紹介してきた最終的な設計の試作になります。
まずは、キハ65から見ていきます。
前面 側面
やはり、組み込みの窓ガラスはすっきりした感じです。せっかくの埋め込みなので、もう少し表側に出してもいいかも知れません。
ただし、調子に乗って出し過ぎると必ず反りが出ますので、バランスを考えて設計を変えるかどうか検討することにします。
以前作成した窓サッシ塗分けと比較してみます。
サッシ塗分け分 塗分けと比べてみる
おおん?なんだか塗分けの方がすっきりした感じがwww
まあ、ひとえに今回作った分のサッシ塗装がまずかったのが原因ですな。ごらんのとおり、窓サッシ塗分けも悪くはなかったのですが、中桟がどうしても太くなるのとマスキングがウルトラ面倒くさいので、この仕様で進もうと考えています。
ちなみにマスキングの記事へのリンクを貼っときます。
マスキングを行った記事
車両狂想曲第1番「キハ58系」【第19楽章】窓回りの銀
実はマスキングの次、「第20楽章」をアップし忘れていましたので、塗りあがりの写真は初公開になると思います。塗分けしたものと今回のものは、大きさを含めて窓周りを大幅に設計変更しています。
当初の設計時には窓寸法の資料が手元になく、ガイドブックの形式図から割り出して設計したため、なんとなく違和感がありました。そのものズバリの寸法は入手できなかったのですが、オハ12や153系の資料から大きさや細部の寸法を割り出し、あとは実物写真との印象比較で最終的に決めました。
模型の設計で実物どおりの寸法を縮尺するのは難しく、特にZゲージほどの大きさになると造形の可能性や設計のウデとにらめっこしないといけないので、印象第一でアレンジせざるを得ません。これがまた塗装や組あがりで印象が変わる場合も多いので、一層難しさが増します。
まあ、それが設計の楽しさとも言えますが。
さて、お次にスハフ12を見てみます。
側面から 後部
カプラーポケットがごついのと、塗装がもう少しなのを除けば、こちらも印象は悪くありません。しかし、中桟の塗分けがw
やはり課題は塗装ってことになりますかねえ…。まあ、これは秘策もありますので、オハ12系の記事で紹介するとして、ガラス部分に寄った写真も見てみます。
スハフの客室 キハ65前面
スハフの窓ガラスは広めとはいえ少し磨きにくかったので、積層痕が少し目立っています。トップコートは溝を埋めてはくれませんので、ここは磨く方法をもう少し工夫した方がいいようです、てか、根気をもう少し発揮しましょうか。
キハ65の前面窓もとありあえず見られるようにはなっています。今回は窓とボディの遊びを面当たり0.75mmで作成していますが、隙間と組付けのバランスからいって妥当なものとなりました。
遊びの部分は3Dプリントのマテリアル(造形素材)と使用機材によって誤差が変わってきますが、アクリル造形の場合は現行通りで問題ないようです。
あれ?キハ65の尾灯が片方埋まっとるではないかいな。細かい部分ですが要修正ですね。
Hゴムへの色差しについて
ちょっと難儀なHゴムへの色差しですが、前回のキハ58では苦労の割に目立たなかったので、塗料の色を変えてみました。結果はここまでの写真で見た通りなのですが、クリームとグレイで今回も悩みました。
好みはどちらにせよ、グレイは結論を出しておきましょう、てことで、同じくTAMIYA製エナメルの明灰白色(XF-12)を試してみました。
タミヤエナメル いつものお道具
今回も何度か練習した結果、多少技量も上がり、マスキングテープは使用しませんでした。
前回の色差し記事
車両狂想曲第1番「キハ58系」【第32楽章】色差し三昧
前回はさんざんヘタレてましたが、これからはマスキングテープ無しでいけそうです。一番難しかったのは、ドア折戸のHゴムでした。
ドア折戸窓のHゴムは、窓ガラスと一体にすることも考えたのですが、設計を見ると窓の間隔が狭すぎるので、造形がうまくいかない可能性があるようです。また、窓ガラスに付いたHゴムをどう塗るかを考えたところ、軽く30分ほど考え込んでしまったので、今回は見送りたいと思います。
あと、ビビらず2回塗りを行った結果、発色も良くなりましたので、今後色差しが楽しくなる「かも」知れません。
今回のおまとめですえ
組付けてみるといろいろと分かることもあります。今後の作戦も睨みながら、今回のまとめ、いってみたいと思います。
- 窓表面の磨き方や根気で仕上がりは、やはり変わる
- 窓サッシのマスキングもっと頑張れ
- Hゴムは2度塗る
- Hゴムの色は明灰白色(なんと読むかは分からない)が良い
- もう少しボディ側に窓を出せないか検討してみる
- 窓ガラスとボディの遊びは面毎に0.75mmで組付けに問題なし
こんなとこでしょうか。設計技量はともあれ、塗装のウデももう少し頑張りましょうか。
最後に近況など
キハ52の下回りを使用するキハ58は間もなく仕上がります。現在窓ガラスを接着中ですので、ポン付けV3とともに記事を準備中です。
公開用のマニュアルはほぼ完成し、自己レビュウ中です。根気が続かないのでなかなか公開に至りませんが、公開用のページも翻訳をほぼ済ませ、あとはリンクの貼り方を試しています。
Shapewaysは英語のみなので機械翻訳を利用していますが、微妙な言い回しまでは翻訳してくれませんので、トライアンドエラー中です。公開方法とか記事にしれば盛り上がりも違ってくるかも知れませんね。
オハ12系はネタがかなり集まってきましたので、近く記事にできそうです。キハ65の完成で急行気動車の役者が揃いますので優先しているため、その後になる予定です。
最後に、私の近況ではありませんが、所属しているクラブ、Baden谷9主催の恒例イベント「Osaka Z Day 2021」について、ホームページで告知が始まっています。
Osaka Z Day 2021 オンライン 開催のお知らせ(記事)
https://www.baden-tani9.com/
詳細は順次発表される予定ですが、ツイッターの公式アカウントも上記ホームページで公開されていますので、Zゲージに興味がある方は、是非チェックのほど、よろしくお願いいたします。
それでは、今回はこれにて。