動力シャーシポン付け劇場【第16幕】DF50頓挫。
これまで順調に見えたDF50ですが、中間台車の処理が思わしくなく、一時頭を冷やすことにしました。うーん、ちょっと悔しいかも。
前兆
以前のポン付け(動力シャーシポン付け劇場【第13幕】目論見違外れのDF50)でなかなか牽引力が上がらず、原因を考えながら試作してきました。単体ではそこそこ走るのですが、ウエイトを積むとどうもよろしくない。
前回組んだ時に気になったのは、中間台車が下がりすぎていて、いわばシーソーのような状態となり、走行が不安定になる、空回りする、といった症状が出ていたのではないかということです。主に中間台車の中梁と下回りが干渉しているのが原因ではないかと設計を変更し、中梁を下げ、クリアランスを確保して再設計しました。
試作分による検証
しかし、今回の試作を組上げてみると…
うまくいかんもんです。いったい私が何をしたというのでしょう…。
バラシてあちこちチェックをしてみると、原因が判明しました。
台車のフランジがシャーシと干渉していました。運が悪いわけでも日頃の行いというわけでもありませんでした(ヨカッタ!)。
しかし、良くないのがこの原因。台車のクリアランスで頭が一杯で、台車に入る車輪のことを考慮しなかったことから、元から無理状態。
車体が斜めになったのは、フランジの片方がシャーシに乗り上げたためです。なんたる大ポカ。
再度の設計
原因が分かってしまえば対処です。フランジの移動位置を考えて中間台車の位置を変えていけば解決しそうです。
さっそく設計に入ったのですが、これが難物。どうにもこうにも入りません。
そもそも、床板と台車の間が1mm程度で、台車の移動や前後動を考えると、動力シャーシを加工しないと台車を止める部分が作れません。あれこれ詰めて設計した結果がこれ。
気持ちはブルー、てことで背景もブルーでお送りしておりますが、これだと動力シャーシと下回りシャーシが固定できず、中間台車用のボスは動力ユニットに接着するしかありません。
もはやポン付けでなくなるw
動力ユニットに穴を開けるだけでもどうかなというところに、これ以上穴を開けたり接着するとなると精度が落ち、単体で走るならともかく、工作具合で列車を引っ張れなくなるのはまずいです。さあ困った、どうしましょう。
今後の展開は?
困った時は、一旦離れることですかね。そのうち良いアイディアが浮かぶんじゃないかと思いますし。
ひょっとしてポン付け諦めることになるかも知れません。しかし、結果的に工作しやすく精度が出て力も出せるのなら、それは良い方法と呼べるでしょうし。
とりあえず他のモデル仕上げていきますか。バックオーダー多いですしw
ポン付けはホイルベースが短いと不利なことも身に染みて分かりましたので、気動車や電車といった長物にしばらく没頭するかもですが、今回頓挫したことは今後良いものを作ることにもきっと繋がると信じて、じっくりいきますか。