車両狂想曲第1番「キハ58系」【第33楽章】窓ガラス準備

キハ58系の仕上げ作業第2弾として、ボディに組付けるための窓ガラスを準備していきます。

窓ガラス概要

今回仕上げているモデルでは、運転席前面、運転席側面、ドア、客室の4か所にそれぞれ窓ガラス用パーツを準備します。

運転席前面はアクリル造形により作成したものを、運転席側面とドアには透明プラ板を、客室についてはアクリル造形で作成したものと透明プラ板を使用します。アクリル造形分は、別記事に紹介している磨き終えたもの(参照:窓ガラス挑戦倶楽部【6枚目】懲りずにアクリル磨き窓ガラス挑戦倶楽部【7枚目】新ボディ用のガラス磨き)を使用し、透明プラ板については後述します。

窓ガラスの準備

運転席前面以外の窓ガラスはいずれも未完成または未作成なので、これらの準備をします。まずは未完成のキロ28用からです。

磨き終えた窓ガラスをボディに仮組みしてみます。透明具合は相変わらずですが、サイズは別々に作成を依頼したのでドキドキでしたが、バッチリです。

もっと以前にやっとけよ、て気がしないでもないのですが、アクリル造形はボディとシャーシも難なく合いますし、ドキドキはしたもののあまり心配はしていませんでした。嵌めあいが確認できたところで、窓の中桟(縦桟)を塗装します。

桟を避けてマスキングです。

もちろん裏側もしっかりとマスキングし、塗装します。今回はタミヤ製カラースプレーのアルミシルバーを吹き付けました。

マスキングもめくるのも作業時間がかかりましたが、完了です。しかしこの窓ガラス、簡単な工作を目指すつもりがかえって手間がかかってしまってます。

次回はないかな~。とりあえず仕上がり見ようかな~。

続いて、普通車の窓ガラスです。こちらはプラ板を切り出していきますので、まずは切り出し用の型紙を作成し、透明なプラ板を重ねてカットしようという目論見です。

型紙はフリーソフトLibreOfficeのDrawを使用し、プリンタで印刷しました。

Drawはルーラ(文書の寸法位置)が表示され、図形の辺の長さをセンチメートル単位で指定できるので、今回使用しました。寸法線も入れることができるので、フリーソフトにしては上出来です。

ただし、ソフトウェア内部でインチに換算し直されること、文書が正確でもプリンタで出力されるものの寸法は必ず誤差が発生すること、これを頭に置く必要があります。つまり、出力されたものは正しい寸法であるとは限らないです。

今回も幅が長めに出ていたため、切り出したものを少し短めに補正しました。寸法にして0.5ミリくらいですが、長すぎると嵌らない部分が出てきますので、寸法を書き入れておき、ひと通り定規で寸法を測っておくと安心です。

今回窓ガラスは、タミヤ製透明プラ板の0.2mm厚を使用しました。厚さは動力車のボディと動力シャーシの隙間に入ることを考えて決めています。

透明プラ板は傷が入りやすいので、丁寧に扱います。透明プラ板はB4サイズを買っていますが、あまり大きいと作業しにくいので、15センチほどの大きさにカットして使っています。

透明プラ板を印刷した寸法図にマスキングテープで止め、切り出していきます。切り出しには普通のカッターナイフを使用しています。

古い刃を折り取って新しくしておき、軽い力で切っていきます。切るというよりも切り込みをつけていく感じです。

大体4回ほど同じところに切り込みを入れると切れますので、覚えておくと便利です。3回ほど切り込みを入れ、あとで曲げて折り取ることもできます。

プラ板はとにかくカッターナイフの刃が暴れがちなので、力を入れ過ぎないことも大切です。最悪の場合、自分の指に向かって刃が滑ってきたりしますので、刃物扱いは慎重にいきましょうネ。

ガイドに沿って切り離し、小さなものは切り込みを入れた後折り取りました。小さなものがありますので、無くさないようにポリ袋に入れて一時保管します。

続いて、客室用窓のサッシ部分をシルバーで塗装します。マスキングは先ほどのガイドに貼付け、マスキングテープを貼っていきました。

線に沿ってマスキングテープ貼付け後、両端と裏側もマスキングします。マスキングが終わったら、シルバーを吹き付けます。

塗料は頻出のタミヤ製カラースプレーのアルミシルバーです。

シルバーは3回吹き付けました。

透明素材に塗装する場合、光が透けると見えなくなってしまうので厚めに塗装しましたが、3回では不足気味でした。できればプラサフを吹いた後にシルバーを塗った方が良いと思います。

以上で窓ガラスの準備は終了です。次回はボディに接着していきます。

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