3DプリントでZゲージ
Zゲージ3Dプリントをやってみるにあたり選んだ車両は、なかなか発売しないキハ58に決定。
動機は、ロクハンのキハ52の下回りが使えるから。
てことで、これまで挑んだ3Dプリントは、アクリル積層、光造形のデュラブル、光造形のレジンモデルのグレー。
てことで、比べてみましょう。
まずは、アクリル積層。
形の歪みもなく、このまま使えれば文句ない感じ。
ただし、後述の表面の荒れが場所により目立ってしまうので、表面の処理が手間になってしまう。
続いて、廉価な光造形てことで、表面の荒れを克服したく出したのがこれ。
しかし、素材は柔らかく、形が安定しない感じ。
寸法はまあまあ出てるけど、なんか柔らかい。
頼りない感じかな。
次に光造形レジン系の材質。
滑らかな表面に程よいディテール。
今のところイチオシの仕上がり。
ただし、寸法の揺らぎが若干あるのと、造形方向で細かな部分に造形不良ができたりするので、考慮が必要。
あと、造形方法の関係で、プラモのランナーのようなサポート材が付くので、場所によっては、ちょっと痛い時がある。
てことで、表面の荒れ具合を比較してみる。
まずは、アクリル積層から。
なんとも耐えがたい積層跡が。
Zゲージは小さいので、ディテールと同じくらいに目立ち、表面処理は原型を知らないと手こずるレベル。
毛羽立ちも結構あるので、ヤスリ仕上げはハズキルーベのような拡大鏡が必須。
次にデュラブル。
表面は少し滑らかではあるが、造形のエッジ(いわゆる角)の造形が甘くて、材質も柔らかいので、ヤスリの修正も難しい。
ディテールもかなり甘いので、これは人柱になった。
ただし、大きな物を造形するにはいいかも。
最後は、レジン系の光造形。
眼を見張る滑らかさとディテール。
ディテールの設計はルールが厳しいけど、ほぼ思い通りの仕上がり。
写真は上げてないけど、サポート材の付くところの仕上げが少し難しい。
値段はアクリル積層が一番高く、光造形はどちらも同じくらい。
バランスから言って、レジン系の光造形が今のところ一番向いてるかも知れない。
ただ、熱に極端に弱いのと、薄い部分は変形しやすいので、それはまたの機会に。