モハネ583系リベンジ
ナイロン造形で延々と作成していたモハネ583系ですが、ガラス窓造形の目途がついたので、窓ガラスを中心に再設計しましたので記事にしました。今回はアクリルモデルとしてリベンジです。
窓ガラス造形への対応
以前の記事で紹介したアクリル造形で窓ガラスを作成する手順により、窓枠のある窓ガラスを持つ車両の公開を進めることにしました。
窓ガラス仕上げの記事
窓ガラス挑戦倶楽部【8枚目】正解発見!?ユニット窓仕上げてみた
まず手始めは583系です。下回りは食玩の485系を使用するもので、チープに編成ものをというささやかな夢を実現するのが目的でした。
このモデルは、DMMmakeで公開中なのですが、ナイロンモデルがデフォで、塗装でなんとかそれらしくという雰囲気モデルです。見本で仕上げたものは、Baden谷9さんのOsakaZday2019で走らせてもらったりした思い出たくさんのものですが、今年のZdayに向けて整理をしていると、その時のセットがひょっこり出てきました。
Osaka Z dayでの様子
Osaka Z Day 2018 へ【3号車】
まあ、雰囲気には届かないへたっぴな塗装なのですが、やはり気になったのは顔つきです。当時は資料が少ないうえ設計の腕も上々とはいかず、造形を繰り返していると思わぬところから三角柱が飛び出たり、面を消すと全部消えたりと、顔つき一つ直すのにとてつもなく時間がかかる始末。
なんとか形になり、ナイロン造形でも造形されるように調整を加えたものが現在の公開しているものになります。こと、窓に関しては桟が太くたくましく、傾斜が不足しているようではあるものの、図形をいじるたびに印象が遠のいていくので、これでよしとしていた訳です。
今回窓ガラスの目途もつきましたし、ここ2年うちで資料も手に入れました。
時折本屋は立ち寄ってみるもんですね~、詳細な設計図が載っているムック本がありましたので、早速購入して本棚にしまってましたw
細かい寸法までとはいいませんが、せめて屋根のカーブや位置関係が分かる部分の設計図があればサクサク設計も捗るので、この手の資料は見かけた時に即ゲットです。
という感じで、窓ガラスから再設計に入りました。
窓ガラスとボディ
窓ガラスを変えるためには、本体ボディも書き直しすることになるので、図面とにらめっこの結果、コクピット部分の屋根もつぶして再設計しました。
ボディにのっけて 屋根被せる
窓ガラス自体は、設計図から拾った寸法で固まりを作ればディテールを加えていくだけになりますので、台形のような錐をまずはボディにおいて屋根を作っていきます。ここで分かったのですが、窓から先端までが随分長かったようで、なんだか印象が違う感じがしたのは、これが大きかったのかも知れません。
次に、屋根の傾斜を決めたところで窓部を抜き、屋根を仕上げます。
即窓横を削ったところ 窓とカップリング
とこんな感じで、窓ガラスを別パーツとして仕上げ、一応の完了です。
窓ガラスパーツ 前面より
窓ガラスはボディ前側からはめ込む方法をとりました。ボディ一体型なうえ、屋根も連続しているので、製品でよくある上からはめ込むことができず、下から入れるにもボディの厚みが足らなくなってしまうので、やむを得ません。
あとは雨樋やらなんやらを付け、図面と寸法を比較しながら微修正を入れました。
新旧比較の図
なんとか造形ができそうなところで、新旧比べてみます。
ビフォー アフター
窓は今回メインだったので分かるのですが、屋根の面構成が違ってます。いや屋根全然違うやん、てレベルですな。ボンネットもかなり構成を変えています。
屋根と側面窓後部の切り取りに雨樋を入れたところで眺めていると、なんかヘッドマークの位置が違う気がしましたので、少しいじるつもりで採寸しなおしたら、ライトやタイフォン、スライドドア受けの位置も微妙に違っていました。0.なになになにミリのオーダーですが、曲面にある造形の位置を変えるのはけっこう手がかかりました。
特急エンブレムも幅が0.4ミリほど、あと高さと形を修正しています。うーん、なんとか今度は583系に見えるか。
設計の腕もあがってきたよのうwww
てことで、最後にエラーチェックを3Dビルダーで済ませ、しつこいようですが新旧ツーショットです。
3Dビルダーのレンダリング 新旧比較
上の「アフター」を見ると、ヘッドマークの部分が大きすぎやしないかという気になりますが、造形用のレンダリングを見ると、良い感じになります。これは、3DCadの線のせいで、線の太さが見かけを騙してしまいます。
見かけ上太かったり厚かったりしますが、出来上がりの見かけはこうして見てみないと分からないものですね。3Dビルダーは同時にエラーを修復してくれますので、完了チェックには重宝しています。
ふり返り
やはり設計図があると、作業の早さも仕上がりも格段に違ってる。小さいが故のアレンジも当然考えながらやるんだけど、できあがる図面も印象が近いモデルになってるかなあ。
これも試作の準備に入るんだけど、ぼちぼちアキアの食玩も見かけなくなってきているようだし。あ、楽天ではまだ見かけたりするか。
腰が高いとか、食玩の下回りでは満足できない部分もあるんで、台車なんか設計してみようかな。185系でも使うし。
ただ、ロクハンの台車では、集電付けるとアキアのシャーシにはまらなかったような…。カプラー含めて、下回りはちょっとおあずけか。
とりあえず試作して、よければリリースしよっかな。窓ガラスとポン付け解決したから、他も進めなきゃだし。
何気にカレンダー見たら、
もうすぐ師走くるwww
polyよ、慌てなくていいけど、少しは焦ろっか。
Osaka Z Day 2021 について
冒頭のBaden谷9のOsaka Z dayですが、「Osaka Z Day 2021 オンライン 開催のお知らせ」の告知内容がアップデートされています。小粋なバナーと、
オープンイベント「Osaka Z Day 2021 オンライン」
として、開催内容やスケジュールなどの情報が公開されています。
Osaka Z Day 2021 オンライン開催のお知らせ(Baden谷9のホームページ)
https://www.baden-tani9.com/
是非お知らせをご覧いただき、オープンイベントですので参加してみて下さいね。楽しい年の瀬になること、請け合いです。