車両狂想曲第1番「キハ58系」【第31楽章】塗装のリカバリーと色差し準備
キハ58系の色差しに先立ち、残りの塗装とこれまで塗装でボディに生じた吹込みや剥げのリカバリーを行いました。色差しの準備についても少しご紹介。
キロ28のグリーン車帯
前回の屋根塗装(車両狂想曲第1番「キハ58系」【第30楽章】塗装とDF50シャーシ準備など)後、残っていたキロ28のグリーン帯を入れました。キロ28は登場時、等級廃止によるグリーン車導入、塗装規定の改定といくつか変遷があります。
私の思い出の中では、やはり緑の帯を巻いた姿が一番印象強く、今回モデルにしたものも比較的初期に登場したグループになります。そのものズバリの色がスプレーで見つからなかったので、GMの鉄道カラー34、京阪ライトグリーンを吹き付けました。
一部塗分けの朱色がはみ出している個所があり、色が乗らないので2回塗りしました。色はうまく乗ったのですが…
ハゲ1 ハゲ2
マスキングの際の剥げが、ますますみっともないことになりました。このままでは悲しいので、キハ58ともども修正していくことにします。
しかし、なーんだか帯の幅が不ぞろいのような…てか、不ぞろいですね。ここも治具が必要かな?というか、治具がないと私の腕はこんなもんなんでしょうな。
吹込み修正
今回吹き込んでいた個所は、運転席正面ドア、運転席側面窓下バランサー蓋、あとは後部ドア上の部分でした。写真を再掲します。
あー つくづく 情けない
これらはコンパウンドを綿棒に付け、細々と磨いていくしかありません。面積が広ければ6000番くらいのペーパーで磨いていく方法もありますが、私は地色まで磨いてしまうのが恐怖のヘタレなので、コンパウンド掛けで仕上げていきました。
模型用綿棒使用 終わった♪
こんな感じで、地味~に、細々~と磨いていきました。使用したコンパウンドは、TAMIYAの粗目です。
細目でも良いのですが、粗目でもそれなりに時間がかかるので、細目だとかなり時間がかかる気がします。吹込み修正は少し時間がかかりますが、確認しながら進めますので、綺麗になっていくのを楽しみながらやると、そこまでしんどい作業にはなりませんけどね。
にしても、ドア周りの荒れが目立つ写真ですね。傾斜がきついほど積層痕が出やすいので、ボディの裾やドア周り等、細かい部分が荒れがちです。
一層丁寧な工作を心掛けるしかありませんが、ぱっと見気にならないことと、欲しい車両なので、愛着はひとしおですね。と、ごちゃごちゃこぼしましたが、部分的な修正が終わったので、次は色剥げの対応をしていきます。
マスキングでの剥げ対応
原因はなんとなく判明し、とにかくワックス除去に今後は精進するとして、現在のハゲをなんとかしなくてはいけません。筆による色差しもいいのですが、元の塗料が缶スプレーなので、少し手間がかかってしまいます。
おまけに筆塗りはスプレー塗装よりも経験を要するため、簡単確実を最優先に、色が剥げた部分を再度スプレーする方法を取りました。塗る部分よりもマスキング部分の方がかなり広いのですが、仕方ないです。
今回「も」吹込みしてしまったら、今回「も」相当凹みますので、慎重にマスキングし、これ以上剥げないように、テープも個所以外は何着力の低いマスキングテープ(TAMIYAの40mm幅の製品)を使い分け、塗装に臨みました。目標は目立たなくすることに徹し、深追いはしません。
厚く塗りすぎるとマスキングテープを貼った場所に段差が出るので、塗料が広がりまくる缶スプレーを何度か試し吹きし、出方の癖を見込んで塗ります。つくづくエアブラシが欲しくなるひと時ではありますな。
てことで、塗終わりです。
なんとか 目立たなくなって あ…
ちっこい塗残しは、後日筆塗りで挑むしかありません。まあ、塗りすぎるよりいいですよね! ← と自分を励ましてみる
色差し計画
概ね塗装の修正も終わりましたので、今後は色差しに入っていきます。色差しは、前面の表示幕部分を白、Hゴムをライトグレー、できれば取っ手をシルバーで予定しています。
さていずれも細かいのでこれまた工夫が要りそうですが、とりあえず塗料はエナメル系のパクトラタミヤ(と今は言わないのかも)を中心に使用することにします。問題は筆ですが、いくつか買ってきました。
筆と一緒に、クレオスの塗料をタッチアップに使用する場合に混ぜるリターダーも久々に購入しました。
筆各種 リターダー
筆は使い慣れたTAMIYAの面相筆と、穂先が細く短い高級そうなものを2本です。TAMIYAは140円、真ん中は750円、手前は8百うん十円と、私の手が負けそうな値段ですが、多分TAMIYAでは穂先をうまく扱えないので、新参者に期待です。
特に形状記憶なんて見ると、思わず使いたくなっちゃうじゃないですか。道具の沼ってやつですかねw
こんな感じでキハ58の仕上げを進めています。ちょっと窓ガラスが心配ですが、焦っても仕方ないので、ちこちこと進めていきます。