車両狂想曲第6番「NDCシリーズ」【第1楽章】丼続きの口直し・ざっと設計
久々の狂想曲なのですが、丼が3杯続きましたので口直しとして何か軽そうなもの(←これが間違いのもとw)ないかなとスマホいじってたら、お彼岸の折に撮った動画に島原鉄道が写っていましたので、発作的に設計を始めました。初日なので細かい箇所はこれからですが、いってみましょう。
新潟トランシスNDC
見かけるばかりで乗る機会が未だなのですが、Youtubeで小型レイアウトの動画を見てると、結構NDCを走らせているものが多く、なかなかバリエーションに富んでいます。18.5m級だと確かに小カーブでも違和感がありませんし、単行列車が多いので小型レイアウト向きな車両ではあります。
Zゲージは塗装が難ですが、単色で塗ってデカールをプリンタで印刷すれば、それなりにこぎつけそうです。バリエーションが多く、様々な形状がありますが、それとなく最大公約数的なキハ125をチョイスして取り掛かりました。
JRの車両ですと設計用の資料も多く、設計が止まることもないかなという思惑もあります。設計は鉄道ファン図書館の形式図をベースにして進めました。
鉄道ファン図書館の形式図は大きくて助かるのですが、記入されている寸法は時々怪しい箇所があるので、チェックしながらその都度図面に寸法を記入したり修正しておくと後で便利です。
事実、今回車体長が10000mmになっているのを気にせず引いてしまい、何度も形式図を見直したりしてます。いや、18.5mなんだから気づけよってことなんですが、図面に書かれていると妄信しちゃうもんですわ、アブナイアブナイw
全体とか
面の構成がシンプルなので、作図はけっこう捗りました。これで大体半日です。
屋根上の構成は、高さのみ形式図に合わせた状態で、ディテールはこれからです。で、ここで悩みその1。
屋根上の資料が乏しい…
クーラーの上部、ごちゃごちゃした部分やエアダクトなど、あまり資料がありません。寸法的な資料が手に入らなかったので、クーラー上部の写真をネットでググってみたところ、1枚見つけました。
恐らく空調用のエアダクトは、ベンチレータ形状と共に各鉄道会社毎のバリエーションの一つです。今回作ってみたい島原鉄道では、ほとんどJRキハ125と同じようですので、これまた写真を頼りに設計していこうと思います。
あと、ボディシェルで残されているのは、票差など細かい部分と、運転席横の小窓の造形、手すりです。バリエーションの対応も考えておきたいので、これらは別パーツにして設計しておきます。
動力どうよ
気動車、単行とくれば、自走できないと話になりません。採寸していたショーティ用の動力シャーシを合わせてみました。
縦の収まり 断面
ボディシェルとの干渉はありませんでした。が、ボディシェルと動力シャーシの隙間が左右0.3mmずつしかありません。
ここで悩みしょの2、窓ガラスどうしましょう…。遊びを0.1mm確保すると余裕は0.2mmなので、解決策としては、
- 窓ガラスを1枚ずつはめ込む
- 窓ガラスを0.2mmをベースにして設計する
- 窓サッシをボディシェルに造形し、ガラスは0.2mmプラバンを接着
- 窓サッシを0.2mmプラバンに印刷して接着
- 窓ガラスを含めて透明素材で造形する
- 動力シャーシの幅を狭くするよう削る
- 別の動力を検討する
- ボディシェルの窓部分を薄く造形する
うーん、どれも悩ましいですな。ボディシェルや窓ガラスのベースを薄くすると反りとの闘い、窓ガラス一体だと塗装が難しすぎる、窓サッシをプラバンに印刷は精度の違いで多分うまくいかない、別動力もなし。
今のところ、窓サッシをボディシェルに造形するのがいいのかな…。塗装がうまくいけば一番スッキリしそうだし。
幸いにして窓の数も少ないので、マスキングもなんとかなりそうですしね。オハ12とかの編成ものだとその気にはならないのですが、1両なら気力も持ちそう。
も少し考えてみよう。
バリエーションについて
鉄道各社の仕様をあれこれ比べてみると、バリエーションは主にこんな感じ。
- ライトの位置と列車表示幕の位置
- クーラーの台数
- ベンチレータの形状が丸か四角か
だいたいこんくらい押さえとけば色んな塗装で楽しめそうです。公約数的に選ぶことになりますが、沼の予感w
NDCとくれば、いすみ鉄道も思い浮かぶところで、キハ20とか思いつくところですよね。ただし、キハ20や350の車両は窓の高さ、窓間の幅、車両裾の高さなど、通常のNDCとは随分仕様が違うようです。
ちょっと甘くなかったw
キハ20特集記事が載っている雑誌「とれいん」も手元にありますし、そのうち気が向いたらとっかかってみますか。
島原鉄道のこと
お墓詣りの時には、隣を走っている関係で興味も沸き、「カフェトレイン」なるスペシャル列車も定期的に走っているようで、是非一度乗り通してみたいものです。
余談ですが、この列車の行き先、島原港からフェリーで熊本に昨年渡りました。出航するとカモメたちが船の周りを取り囲んできますので、船内ではカモメの餌となる「かもめパン」なるものが売っていました。
見事にキャッチする姿は鮮やかなもので、皆さまも機会があれば、是非。
今回のおまとめ
狂想曲新シリーズといたしましたが、毎度のことながら他のはどうなってるんでしょうかねぇ。本格的に造形方法を考えないと、永久に終わらないようなw
今回の設計では、トレイアンドエラーによって解決したい点がありますが、これまでのモデルも同様です。Shapewaysは安かったけど届くまで日数が必要でしたし、この点はDMMmakeも同じです。
「これで終わり」を早めるためには、やはり手元で造形するのが一番の早道なんじゃないかという気が、日増しに強くなってきています。やっぱりプリンター買っちゃおうかなあ…。
あんまりまとめになっていないのですが、気持ちはなんとなくまとまったかw
それでは、今回はこれにて。