荷貨物丼【二杯目】短命たちへのレクイエム

皆さま、連休はいかがお過ごしでしょうか。スポーツよりも断然鉄道な日も近づいていますし、あちこちでイベントもあるようですね。

私もこんなんじゃなければ顔出すところなんですが、仕方ない、うむ。今回は、前回頭出しのマニ44をはじめ、昭和50年代に登場したものの荷役の終了により短命に終わった荷物車をいくつか引いたものを出してみました。

パレットの青、マニ44

青一色で登場した後も、カートレインなどの運用や改造により姿を変えた仲間もいましたが、前回記事にしたマニ60など旧型荷物車の置き換えとして登場しました。側面のみならず屋根もプレスされたボディは、これまでのスニ40などのシルバー混じりな光物ではなく青15号で渋く決まったものでした。

マニ44

模型にしていないため青1色とは随分印象が違いますが、屋根に整然と並ぶリブは武骨な感じもしますが機能的で好きですね。これが造形され、青15で塗られた後にうまく表現できるかが腕の見せ所になるかもしれませんが、塗装が一色で済むのは年寄りに嬉しい仕様ではありますな。

車掌室側

まあ、Hゴムなど少し難儀な箇所もありそうですが、塗り分けに比べりゃあ易いものだとしましょうか。塗分けやプレス表現もなかなか見所ですが、なんといっても扉周りのロックや手すりがつぶれてしまわないかも見ものです。

逆側のエンド

設計では拡大した画面に置いていきますのでつい頑張ってあちこち書き込んでしまいましたが、こうしてみると、側面扉の下あたりちっこいものが並んでますが、まあ、出ないんだろうなあw

と、同じ調子で台車も設計。

TR232

これもTR11と同じく、集電対応になりませんでした。台車の中央部が凹んでいるために、どうしてもROKUHANの集電板が入りそうにありません。無理して入れるてのもアリなんでしょうが、DMMさんなどに外注する場合は作ってもらえない可能性が高いほど薄く、また、強度的に無理そうなので、これもどうやって造形するかによって先々が決まりそうです。

このカプラーポケットですが、スプリング無しのはめ込み仕様にしてみました。今回設計したものも同仕様で、なるべく連結間面を短くするために挑んでみています。結果は改善倶楽部あたりになるかもですが、見た目重視の挑戦としては、造形後が楽しみな部分でもあります。

マニ44とくれば…

やはりマニ50でしょう。てことでいってみました。

マニ50

オハ50と合わせて製品に欲しかった気持ちもありますが、マニ44と同仕様で作成できますので、なんだか悪い気もしません。マニ60やマニ44と違い、なんとも醤油顔な形をしています。

マニ50反対側

しかし、このスッキリ感がゴツイマニ44と相性が良く思えます。甘辛編成といった感じで、他の車両に改造するにはもってこいの感じですね。

クーラーが付かないので、昨今の気象では客用としてちと厳しいのでしょうけどね。

マニ50少し拡大

これも塗分けは楽そうですが、荷室扉の冊子塗分けをどうするかが手のかけようになってきますか。トイレの窓も塗分け表現になりますし、実物の大きさで決まることになります。

で、マニ50とくれば…

見分けのつきにくいスユ15後期型です。実際には〒マークがつくので見分けはできるのですが、マニ50とはいい感じのコンビになってくれそうです。

スユ15

ホントとっても似ているのですが、郵便車といっても護送なので、マニ50と積み荷の積まれ方は似たものになると思います。大きな違いはオフセットしたベンチレータとトイレの位置ですかね。

これの台車は、上記マニ50と同じものを履かせています。

やはり似ているw

ううむ、やはり似ているか。違いを際立たせる〒マークをどうするか全然考えていませんが、しっかりと作り分けできるといいな。

因みに、この子が一番短命だったようですね。

今回のおまとめ

一挙に3形式いってみましたが、まだ少しあります。設計は思い立ったらどんどん進んでいく勢いがついてしまいます。

実際に作る際には、車輪やカプラー、窓ガラスといった諸々がついてきますが、これを考えながら設計するのもいいものです。自分に足らないことの発見にもつながりますし、車両の知識も溜まっていきます。

今回はスユを出しましたので、次回は郵便つながりにしようと思っています。

それでは、また。

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