荷貨物丼【一杯目】夜行急行の相棒~マニ60

さてさて、設計はたまっていはいるものの、Shapewaysを引き継いだ業態が日本まで及ぶのはもう少し時間がかかりそうですし、DMMさんに発注するにはあちこち手を入れないと造ってもらえなさそうな内容ですし、自前でプリントするかなんてこともすぐすぐできる話でもありません。そこで、最近設計した荷物シリーズを少し出してみます。

荷物車は同形式でもバリエーションが多く、しかも飽きないてことで、丼仕立てで何回か出しておければと思っています。初回は大好きなさんべ夜行にもくっついていましたし、両数もそこそこ多かったマニ60いってみます。

ベースモデルの設計から

マニ60が登場した背景もあるのですが、旧客ベースになりますので、SLや昔の電機にも似合うオハ60の設計から入りました。参考にしたのは、この2冊。

ガイドブック

どちらも古い書籍になりますが、ちっこい方は誠文堂新光社、でっかい方は機芸出版社のものです。どちらも当時は探したものですが結局手に入らずで、かなり前にネットで見かけて入手。

便利な世の中になったもんですね。生憎どちらも状態は良くなく、スタイルブックはガムテープ補修されていてページはバラバラになる代物ですが、中身で勝負。

スタイルブックは以前キハ82を設計したときに紹介してましたが、時々寸法が違う箇所があるので、両方を参考に設計を進めました。マニ60はオハニから改造されたものがお気に入りなので、オハ61、オハニ61と進め、マニのエンドを設計するときに参考になることを目論見、オハフも設計しました。

オハ61系

こうしてみると、オハユニも設計しとけば良かったかも。C11とかC56(Zゲージには無いケドw)に似合いそうですしね。

と、これらを元に、マニ60の設計に移りました。

マニ60、2態

マニ60は大きく2態に分かれますが、どちらも設計しました。好きな方だけでも良かったのですが、今後山陽やらの編成を考えるとバリエーションも後々欲しくなるのが人情てもんですしね。

マニ60 2態

特定機をあまり気にせず手軽に設計したので、側面とベンチレーターの位置くらいしか違いがない内容になっています。どちらもブドウに塗った姿を想像するとノスタルジックが止まりません。

エンド側

今回メインはドアがフラットな方ですが、こちらもなかなかいい雰囲気です。どちらも乗務員ガラスがある面は手すりやらなんやら賑やかです。

幌下の切り欠きがないのは気のせいではないようですので要修正ですw

台車やシャーシも組んでみました。

アセンブリ

台車が入るとまたいい感じです。手持ちのスハ(プリモロコ製)と組んでみたくなります。

台車の設計

TR11はこれまで出てこなかったので、上記の図面を元に書き起こしました。しかし、図面の平面で見てもなかなかTR11に見えず、ネットで写真をあれこれ見ながら書いてみます。

TR11

Zゲージとなると、強度との相談になるので、ブレーキ以外は極力一体化します。車輪の絵はROKUHANさんの車輪を測ったもので、実際に取り付けてみないと転がりが分かないものになっています。

このTR11ですが、どう見ても高さが足らず、強度的にも集電板を組付ける余裕がなく、点灯あきらめ仕様になってしまいました。この辺り、材質にもよりますし、作ってみないと分からないところですね。

今回のおまとめ

マニ60、DF50に良く似合いそうなので、早く作りたいことしきりですが、前述のとおり造形をどうするか考え中。台車の造形、特に反りなんかが解決すれば、見かけと相談しながらトライしたいところです。

と、マニ60の図面を引いてる時に編成表なんかを眺めていたら、山陽本線の荷物列車が目に留まってしまい、いやいやいい列車があるではないですか。前回も書きましたが、EF62やゴハチに似合いそうな奴ら。

中でもマニ44が面白そうなので、やってみることに。てことで、次回はこいついってみようと思います。しかし、甘くなかったw

それでは、また。

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