車両狂想曲第5番「モハ185」【第3楽章】色差しとフロント周り
モハ185系の細かい部分の仕上げに取りかかっています。今回は色差しとフロントウィンドウ、ライト周りの組付けを記事にしました。
塗装の続き
前回記事では、緑色を乗せました。しかしながら、0番台と200番台の塗分けを間違えるという大失態なのですが、
失敗は成功の母! ← なんか虚しいぞッw
てことで、ちょっと設計上肉抜きの手抜きも発覚してますし、反省だらけの工作にはなりますが、今後に活かすという大きな成果を生むと自分に言い聞かせ、進めていきます。屋根周りは最後に塗っていくことにして、窓枠に色を入れました。
いずれもマスキング後にスプレー塗装です。普通車はタミヤのTS-17アルミシルバー、グリーン車は、タミヤのTS-75シャンパンゴールドです。
今回はシャンパンゴールドの色味を見るのが目的ということもあり、どちらも角は押さえただけで丸みを帯びた部分のマスキングは行いませんでしたが、ちょっと甘い部分が出てしまいました。予想通りサロのマスキングは超絶面倒で、マスキングだけで20分ほどかかりました。
面倒が先だって窓の下部分がちょっとおなざりになってしまい、ここは反省点ですが、色は合っていると思います。最初は窓枠を別パーツにすることも考えていたのですが、マスキングでなんとかなりそうです。
ただ、ここのマスキングは何かいい方法を考えた方がいいかもですね。シリコンで作ってみますかねぇ。
シリコンなどのマスキングの場合、スプレー塗装だと厳しそうなので、エアブラシ必須となりますか。レーザーカッターなんかで切り出す方法もありますが、こいつは高いので、良い方法をあれこれ妄想してみます(妄想得意w)。
ボディの色周りがほぼ落ち着いたので、次は屋根に移ります。屋根はグレーで塗分けしていきます。
屋根上機器はGM鉄道カラーのねずみ、それ以外の屋根地色はジェイズの屋根用を使いました。200番台のクーラーキセは、お得意タミヤのアルミシルバーです。
0番台 200番台
ジェイズの屋根色、つや消しでなかなかいい感じです。ねずみ色とあまり色の違いは無いのですが、ちょっと色が濃い目で艶の違いで、それらしく塗れたと思います。
ただし、シルバーは実車がステンレスな感じのため、シルバー一辺倒では落ち着かないです。フロントウィンドウ同様に、合う塗料を見つけないといけませんね。
あと、クーラー周りのマスキングが少し難しかったので、クーラー周りのパーツは大きいですし、数も少ないので別パーツにしてみようかと思います。
フロントウィンドウ入れる
フロントウィンドウは、前回記事で仕上げたものを使います。
今回の窓ガラス仕上げ記事
窓ガラス挑戦倶楽部【10枚目】Shapewaysスーパークリア
少し曇り気味ですが、塗装も終えているので組付けます。
左透明アクリル、右はスーパークリア エンブレム色差し後はめる
エンブレムはエナメルで色差しし、窓を入れ込んでいきました。前面の塗分けが雑でやんした。
この部分の塗分け方法も考えないといけないです。まだ学ぶべきことは多いか。
曇っていても窓が入ると少しは印象が変わりますね。さて、この窓ですが、少し入れ込みに難儀しました。
パーツの遊びが少なすぎて、はめ込むのに少し調整が必要でした。ヤスリとカッターを使い、現物合わせの作業になりました。
だいたい0.075mm~0.1mmの遊びを各個所に入れているのですが、それでもきつい個所があります。フロントウィンドウの上面や下面の仕上げをあまりしていないことも原因の一つですが、はめ込み部分の形状がシビアすぎることもあるようです。
このあと、ライトを組付けたのですが、スーパークリアは、少し太めの造形な印象を受けました。多分ノギスなどでは出てきにくい細かな寸法なのでしょうが、Zゲージという大きさのものだけに、ちょっとシビアになるようです。
以前もキハ58で光造形を行ったとき、異なる材質で窓ガラスを作ってみたのですが、窓の寸法が合わずに頓挫したことがありました。透明アクリルは同じ素材で同じ機材なのでこれまでうまくいきましたが、今後窓ガラスをスーパークリアで作ることを考えると、何か方策を考えておいたほうがいい気がします。
ライト周り組付ける
フロントウィンドウが嵌ったところで、ライト周りの組付けに移ります。ヘッドライトはケースと一体で挑んでみましたが、微妙でしたw
設計の時点ではなんとかなると思っていました、ハイ。ライトケースのライトになる部分をマスキングし、シルバーで塗ってしまおうという魂胆です。
マスキングゾルneoを爪楊枝に拾い、ライト部分にちょんちょんと。だがこれが超絶難しかった…。
ライトケース部分 鬼のマスキング
もう、この時点でうまくいく気がしないマスキング。思わず写真もボケ満載でした。
ここまで来たら後には引けません。いや、塗りましたけどね、マスキングゾルを剥がす作業がまた鬼でしたが。
二度とやらないw
てことで、あまりの鬼畜っぷりに、写真を撮るのも忘れてとっかかりました。ついでにテールライトの先っぽも、クリアレッドを塗りました。
シルバー塗った テールライト
途中の写真はないのですが、組付け後の写真を。
うーん… なんか微妙…。
たしかにライトケースとの間はシャープになったのですが、ライト周りがちょっととぼけた感じに。登場時の塗装では、ますますボケた感じになりました。
フロントウィンドウもそうでしたが、この部分のパーツの組み合わせが非常にきつく、挿入角度もあいまって、なかなかの難作業になりました。組付け後のとぼけ具合と組付けの難しさから、ライトケースはボディ一体としてライトのみはめ込みにした方がいいようです。
ライトは115系のユニットをそのまま使用しますので、合わせるための部品も組付け、なんとか前面周りの作業を終わりにします。
ユニット受け組付け 組付け完了
ライトユニット受けも少しきつめで、ライトケースがパツパツに嵌っている関係で遊びも少なかかったので、ヤスリ加工が必要な組付けになりました。この辺りも設計見直しです。
作業としては、ひと段落です。
こっちも組付け 終わったw
予想はしていましたが、ライト周りはかなりしんどい組付けになりました。形にはなったものの、組みやすい設計にしていきます。
この先は、客室まわりの窓ガラスを入れ、いよいよ下回りと合体です。なんか疲れたw
今回のおまとめ
なんだか冷や汗のかきどおしでしたが、今回のおまとめいきます。
- 窓枠はボディ一体でいけそう
- 窓枠の塗装は悪くないけどなんか考える
- 屋根上機器は別パーツ化を検討
- 窓ガラスの形状と遊びを再考して再設計
- ライトケースはボディ側に再設計
- フロントウィンドウ下のマスキング再考
- ステンレス表現の塗料を選び直す検討必要か
- 筆はいいやつ探しとけw
いや、たくさんありますな( ̄▽ ̄;
あちこち引っ掛かりがあったとはいえ、形になってくると情熱も湧いてきます。次はいよいよ合体に進めればいいのですが、塗装の修正も要りそうなので、まだまだ道は続きます。
ということで、それではまた。