車両狂想曲第4番「ED75 700番台」【第12楽章】走れ！ブルートレイン

ED75の下回りを組付け、手持ちのブルートレインを動員して牽引走行テストを行いました。さて、何両いけるか。

下回り別検証

前回2通りの再設計したシャーシをご紹介後（車両狂想曲第4番「ED75 700番台」【第11楽章】シャーシ組付け・ウエイトは？）、キハ58の仕上げに没頭していたので、なかなかテスト用レイアウトを引っ張り出す余裕もなく、随分期間が開いてしましました。今回のテストは、キハ58の走行テストを行った際に、一緒にテストを行ったものです。

集電板縦向きバージョン（前回改良分）

2種類ありますので、まずは前回設計分の改良品からいってみます。

• 

• 

シャーシ単体で走らせてみましたが、前回と比べてはるかに調子よく走ってくれましたので、ボディを被せて走らせてみました。

• 

• 

タングステン粘土の効果か絶好調でしたが、ボディを合体させると沈黙…。カーブではしゃんしゃん走りますが、直線で停止。

何度かバラシて調整しながら組付け直してみたのですが、良い時もあれば悪い時もありという感じで不安定です。小さな中に詰め込んでいきますので、組付けの際にシャーシの状態が変わり、どうもうまくいかないようです。

6両程度は問題なく牽きましたので、悪くはないけど良くもない。改良したものの神経質さは変わらなかったようです。

集電板水平バージョン（新設計）

もうこれがダメなら凹みまくるところですが、単体では絶好調でした。ウエイト無しでも走る走る。

• 

• 

うっかりウエイト無しで走らせてしまいましたが、このバージョンは動力を組付ける前にウエイトを入れる必要がありますので、再度バラシてウエイトをセットしました。この後向きを変えたり前後に走らせて走行テストしました。

と・こ・ろ・が…、脱線発生！特定の向き、特定の方向で動力台車が脱線してしまいます。

早速原因を調べたところ、シャーシの動力台車側が動力台車のウオームギアケースと干渉していました。

• 

• 

検証するために、シャーシを一部削って再組立てです。まずはヤスリで慎重に…。

• 

• 

ウエイト外した方が作業しやすかったかな。修正が済んだので、再度組付けです。

• 

• 

ふむ、こうしてみるとウエイトもばっちりキマっていて、なかなか走りそうではないですか。て、見かけで走れば苦労はないですぅ。

　まあ、走ったんですが、無事にｗ

さて、カプラーも組付けるとボディを被せないと牽引テストができませんので、合体後、いよいよテストです。

牽引テスト

縦向きバージョンは撮影時に限って沈黙してしまい、そうそうに諦めてしまったので、写真も動画もありません。あいスミマセン。

てえことで、順次牽引テストを実施します。まずは、東京マルイの20系です。

この20系、最近中古を購入し、走らせたくて仕方がなかったので牽かせてみました。走り出しもスムースで、まるで余裕のよっちゃんです。

お次はロクハンの14系を増結しました。4両増結の計10両です。

うむ、まだまだ余裕です。目標は12両ですので、次いっちゃいます。

お次もロクハンですが、24系エルム増結セット2両増結の計12両です。

実物じゃあこんな混結ないのでしょうが、いいんですテストですから。無事に牽きだし、スピードコントロールもオッケー、問題なしです。

テスト用レイアウトが狭くて、一周繋がりそうな勢いですね。カーブが2か所かかっているので、条件的には厳しいのですが、しっかり引っ張ってくれました。

動画もYouTubeにアップしましたので、良かったらご覧になってみて下さい。

毎度のことながら、拙い動画で悲しいものがありますなｗ

とにかく当初目標の12両を牽き出すことについては達成です。自分ごとながらオメデタイ。

動画以外にも色々テストを行ったのですが、推進運転はどうもうまくいきませんでした。6両程度なら問題なかったのですが、カーブ2つであと3両で一周繋がりそうなコースなので難しすぎたのかも知れません。

このカマが推進運転している姿が記憶にないので、あんまし気に留めることはないのかと思いきや、今後このシャーシを使う列車で出てくるかも知れませんネ。ま、妄想ですが。

今後の課題

とりあえず使えることが分かったので、水平バージョンを今後改良して使用していこうと思います。今回ヤスリで修正した部分を踏まえた再設計と、色差しを含めた仕上げの検証を行います。

あと、集電板水平バージョンは以前の記事でも書きましたが、小さい中に詰め込んでいくのが少し難しく、遊び寸法の見直しも考慮する必要がありそうです。今後も走らせながら様子を見ますが、ウエイトの重さがシャーシに影響がないのかもチェックのしどころと思っています。

アクリル造形は重さ等による変形はこれまでありませんでしたが、その分力が加わると割れてしまうので、ボディへの収まりも含めて再設計に活かしていこうと思います。

さて、赤い電気とブルートレインの組み合わせは大好きですので、しばらく走らせて眺めていて、ふと思いました。

　やっぱりレイアウト欲しいわｗ

緑の中を思いきり走らせてやりたいもんです。