車両狂想曲第1番「キハ58系」【第30楽章】塗装とDF50シャーシ準備など
仕上げ中のキハ58系ですが、屋根の塗装を済ませました。まだ一部塗装が必要な車両がありますが、塗料が乾く間にDF50の作業を少し進めました。
キハ58の屋根の塗装
前回までクリーム、朱色と塗装を済ませてきました(車両狂想曲第1番「キハ58系」【第28楽章】マスキング治具と塗装2回目、車両狂想曲第1番「キハ58系」【第29楽章】前面塗装と下回り)が、大きな面の最後の塗装となる屋根の塗装を済ませます。これまでの塗装と比較すると難しい部分にならないのですが、乗せる色がグレーなので、一層慎重にマスキングしたうえで塗装しました。
グレーはグリーンマックスの鉄道カラースプレー、No9(ねずみ色1号)を使用しました。この塗料はラッカー系ですので乾燥時間が比較的早く、20分後にマスキングを剥がし、トータルで30分ほど放置しました。
仕上がりを見てみます。
キハ58おでこ キロ28のお椀
色が入ると、あちこちのディテールが浮き出ていい感じです。キハ58の水切りの端の部分や、クーラーのメッシュなど、写真はNゲージのような大きさで少し大げさには見えますが、実物ではこれ以上細かいとちょっと分かりにくい部分になります。
キハ58の水タンク周りを見てみます。
俯瞰してみる 拡大
排気管周りや水タンクの造形などは思ったとおりに造形できてます。拡大するとゴミみたいのがくっ付いてたり、もう少し色を乗せたい部分がありますが、修正の時にタッチアップすれば良いので、概ね満足です。
前述のとおりラッカー系のため明日には乾燥していると思いますので、残る塗装となるキロ28のグリーン帯を塗装すれば、塗装は全て完了します。この後、細かい部分に色差しをするか、剥げや吹込みの修正を先にするか、部位によって考えていくことにします。
さて、これまで色差しをしてきていないので、使える筆が手持ちにあったかな…。
ついでの作業
屋根の塗装の乾燥を待ちながら、DF50の作業を少し進めました。内容は、シャーシの動力組付け準備です。
今回DF50の試作は、カプラーポケットそのままバージョン1つとカプラーポケット新規作成バージョン2つの、計3種類となります。カプラーポケットそのままバージョンは、以前の動力ユニットをそのまま使用しましたが、残り2つは新たに作成する必要がありますので、組付け用の加工をしました。
使用した下回りは、ロクハンショーティ用動力シャーシ、新幹線用です。
新幹線用SA002-1 集電台車を外し 一時保管 シャーシと仮組
DF50の下回りは、動力側台車をいじっていきますので、集電台車を外して作業を進めます。外した台車は、どっかいかないように小袋に入れておきます。
以前の設計では、中間台車の左右動が足らない感じだったので、より小半径を通過することを考え、見直ししています。仮組では、すんなり嵌りました。
詳しい手順はDF50の記事で紹介しますが、動力シャーシに穴を開け、集電板を組付ける準備をしました。散々これまで加工してきましたが、もう少し良い方法があればいいんですけどねぇ。
中間台車がなければ色々とアイディアもあるのですが、今のうちにこれをこなしておけば今後の設計内容の幅が広がるので、前向きに進めます。先々は動力ユニットの作り替えも考えたいですね。
あと、それぞれ台車も加工しました。
穴あけ 動力台車セットアップ 集電台車セットアップ
動力台車は、カプラーポケットが台車から消えてますね。これはちょっと難儀でしたが、新たなカプラーポケットを使用するためにはやむを得ません。
集電台車ですが、これまで新幹線用の台車にカバーをしていましたが、カプラーポケットを活かすためには他に良い方法がなかったためです。今回はカプラーポケットを新設しますので、集電台車は、別途組付けです。
動力台車は走らせないとなんとも言えませんが、集電台車は軽く転がることを確認しておきました。集電機能はシャーシ組付け後に確認します。
と、DF50の準備はここまでになりましたが、キハ58の作業に合間に少しずつ進めますのでお楽しみに。
作業進捗とブログ更新
一気に色々と発注しましたので、いじってばかりでなかなかブログの更新に手が回らなくなってます。と、ヘタレてばかりもいられないので、今回はまとめて記事にしました。
狂騒曲シリーズも現在4番までやっていますが、3番のオハ12はどうしたw
まあ、サッシ窓のやり方やカプラーの検証を済ませないと進めない状況ではありますが、ヘタレてる大きな原因としては、クリーム色のラインが決まらないことでした。今回キハ58のマスキング用治具でなんとか目途が立ちそうなので、こっちもそろそろ手を付けられると思います。
ED75もボチボチですが動力の追い込みに入っており、検証待ちになんとか持ち込めそうです。思い通りにいかない部分もありますが、やり抜くしかないですね。
ED75のシャーシがうまくいけば、発表はまだ先ですが、検証結果を待っている車両の設計に移れます。さすがに作業ばかりやっていると、天気や用事とにらめっこで気分的に焦りも出てきますので、たまには設計もしていきたいですし。
さて、キハ58の今後ですが、窓ガラスを仕上げ、色差しと塗装修正が終われば絵にできるでそうです。記事は閑散となるかも知れませんが、短い記事でもこまめにあげることを考えていきましょうか。