車両狂想曲第1番「キハ58系」【第29楽章】前面塗装と下回り
前回(車両狂想曲第1番「キハ58系」【第28楽章】マスキング治具と塗装2回目)に引き続き、マスキング用治具を使用して前面の塗装を済ませ、組付け準備として、今回作成したシャーシを仕上げました。
前面用マスキング用治具
側面で役に立ってくれた治具ですが、前面用を装着し、マスキングの準備をします。
側面は硬めな嵌り具合でしたが、前面用は程よい感じで装着できました。個所が個所だけに、傷が入ることを覚悟していましたので、一安心です。
早速マスキングしていきます。
側面と同じ要領で 治具を外したところ
今回もなかなか捗りました。ライト周りなど、これまでは何度も貼り直していたのですが、難なく終了です。
注意点は、治具に回り込む部分をしっかり押さえながらやることと、ボディのカーブを見越して直線に貼っていくことです。あと、ドア周り等、最初にピンと張ってしまうと後で浮いてきますので、形に添わせながら貼り付けていきます。
治具がある部分の作業は割とスイスイ進みますが、他の部分のマスキングが大変でした。
全体のマスキングと塗装
窓周りは治具を使用しましたが、他の部分は吹込みを考えながら全体をマスキングしました。というのも、塗装が缶スプレーなので圧が強く、思わぬところから吹込みますので、毎回全体をマスキングしています。
マスキング終了後、塗料の吹き付けです。
マスキング完了 塗装も完了
マスキングテープの色違いの部分ですが、前回塗装が剥がれてしまったので、割と糊が弱めの百均で買ったものを使用しました。とにかく隠れていればいいので、覆えれば大丈夫です。
塗装は2度塗りを考えていましたが、大人の一発勝負!で仕上がってしまいました。吹き付け過ぎたかな?
塗分けの状態
さて、マスキングテープめくりの結果はいかに?期待半分で見ていきます。
そこそこいいかな ドアに吹込み?
塗分けはうまくいっているようですが、正面ドアに吹込みが…。ま、まあこれは修正できる範囲ですしね、って、ここは窓下のマスキングテープの幅を広めにしておくべきでした。
これもドアが… こいつは頬っぺたが…
と、運転席周り以外の部分でしくじりが多い結果となってしまいましたが、塗分け内容は満足できるものになりました。この場所は運転席横と乗務員用ドア横の窓部分が非常に難しく、位置合わせはおろか垂直さえ出ていない時がありましたので、ひとまず運転席周りも成功といったところでしょうか。
シャーシの組付け準備
さて、ボディは屋根を塗れば塗装はひと通り終了で、吹込みなどの修正は残っていますが、いよいよシャーシとの組付けが待っていますので、塗装が乾くまでの間に準備を行いました。シャーシは前々回で走行テストしたものからそのまま移植です。
動力車は、ロクハンショーティ用動力シャーシを加工したものとその台車、その他のトレーラーはロクハンショーティ用ノーマルシャーシの台車を組付けました。
動力シャーシ 不随台車
なんだか写真が暗くなりましたが、どちらもネジで止めていくだけなので、そう大きな作業にはなりません。動力シャーシの改造内容については、以前の記事(動力シャーシポン付け劇場【第15幕】キハ58他走行テストとテストトラック)を参照ください。
台車と動力の組付けが、ひとまず終わりました。
準備完了 集電対応
以前記事にしていましたが、今回トレーラーの台車にも集電板がついていますので、それに合わせてトレーラーのシャーシも集電対応にしています。動力用と同じくKATOの集電板を使用する仕様ですが、幅が2mmのものであれば組付けが可能です。
て、ライトどうするか。アイデアはありますが、とりあえず完成してから実装を考えます。
新たな踏み台たち
そろそろ最終楽章も見えてきそうな車両狂想曲第1番ですが、ここにきて新たに試作としてお蔵入りになる者たちを紹介します。
色があるのは、再設計前のボディで、通常のアクリル造形を行ったモデル、右はノーマルと高精細の比較のために造形を行ったモデルと、光造形のモデル達です。新たに10両が試作の箱へと参ります。
存在は今後に活かします。この場を借りて、ありがとう。