Shapeways発注祭り
修正設計済みのキハ58、DF50、ED75等について、今月はShapewaysに3回発注しました。Shapewaysは作業状況と配送の詳細がトラッキングできますので、ちょっと整理してみました。
これまでの発注について
今月は、1日、2日、そして今日(7/8)発注をしています。最初は作成期間がかかりそうなED75のウエイトを、2日にはキハ58系等を、そして今日はDF50とED75となります。
7月1日発注分
ED75のウエイトですが、内容は以前の記事(車両狂想曲第4番「ED75 700番台」【第9楽章】集電&ウエイト補充対策)のとおりです。金属の3Dプリントサービスはいくつか種類がありますが、以前の記事どおりロストワックスの真鍮とブロンズを発注してみました。
真鍮は銅と同じくらいの精度で、ブロンズは鉄と同じくらいの精度になります。それぞれ安い方を依頼してみました。
ちなみに真鍮とブロンズは同じ価格です。価格的には銅が最も高価で、鉄、真鍮かブロンズと続きます。
真鍮だけでも良かった気がしますが、ものは試しってやつです。送料がお高いので、あとで頼みたくなったことを考えて発注しました。
7月2日発注分
発注内容は主にキハ58系で、先日の記事(車両狂想曲第1番「キハ58系」【第24楽章】マスキング治具とボディ再設計)で設計変更したキハ58、キハ58動力車、キハ28、キロ28の4種類と、塗分け用のマスキング用治具と合わせ、DF50を同時発注しました。
キハ58系は公開前提の構成です。キハ58を見てみます。
ボディは単体、シャーシ等には下回りと窓ガラスとしています。ボディを単体にしたのは、Smoohtest(高精細)で作成できるようにするためで、シャーシ等は通常品質で構わないからです。
窓ガラスは少し悩んだところですが、高精細で作成すると、硬化のために紫外線が多く当たるせいか、黄色っぽくなります。アクリル造形はUVで黄色く変色していくので、戻ることがないことを考えるとこれで良しとしました。
気になる場合は窓ガラスを型取りし、透明レジンで作成することもできますので、仕上げた内容で作り手で判断してもらうことにします。これは私の仕上げの責任が重くなってきますな。
次にマスキング用治具とDF50です。
マスキング用治具 DF50
マスキング用治具は部品を結合しているだけで、先日の記事と内容は変わりません。
DF50はカプラーポケットを特にいじらない、ショーティ用動力シャーシの台車をそのまま使用するバージョンです。形態は標準的なもので、エアフィルターは3列、ボディも特に特徴のない内容です。
これはお手軽に組立てできることを考え、アクリル造形の標準で発注しています。これも公開前提の構成です。
このDF50を作成するには、ロクハンショーティ用動力シャーシの「新幹線用」を使用する必要があります。集電側台車の分解が不要なので、走ることに関してはあまり気を使わなくてもいいことを見込んでいます。
本日発注分
今回はDF50のカプラー変更対応、ED75の集電方法及びカプラー変更分試作の内容になります。
まずはDF50です。カプラーポケットの種類により、山陰タイプと標準的なタイプを発注しました。
山陰タイプを見てみます。
DF50山陰タイプ シャーシ等
こちらもキハ58系同様に、ボディを高精細で、シャーシ等は標準的な品質での作成を想定しています。カプラーポケットは多分折れないとは思いますが、念のために1個オマケの造形を含めています。
このセットも公開を念頭に置いていて、これで結果が良ければ公開していきます。キハ58系と同時に発注したものと区別がつきにくくなるので、前回分は「DF50 ノーマルタイプ」、今回のはアドバンスとかデラックスとか名前考えないといけませんね。
構成としては、山陰タイプはラジエターの大きさが異なるため1仕様とし、他は標準的なもの、四国的なもの、日豊的なものをボディ個別とし、下回りとエアフィルターの種類で、エアフィルター3列でアフタークーラー後期のもの、エアフィルター十字でアフタークーラー前期のもの、エアフィルターカバー無でアフタークーラー後期のもの、といった構成で、少しバリエーションがつけられるように考えています。今のところの構成ですので、変えるかも知れませんが、現在これで設計を済ませています。
次にED75ですが、こちらはボディが1種類、シャーシ等は少し賑やかです。
ED75ボディ シャーシ等
シャーシについては、集電板の向きを変えた2種類、カプラーポケットについては、最初設計したIMTカプラー用と評価用にロクハンカプラー用の2種類が含まれています。IMTカプラーもそこそこ良いので気に入ってますが、結果が思わしくない場合は、ロクハンカプラーに落ち着くことも想定しています。
ロクハンカプラーはDF50でも同時に検証することになりますね。自信のほどはですねえ…あまりないかも。
しかし、ロクハンカプラーであればメルクリンなんかも牽けますし、見た目が悪くなければアリかもです。しゃんしゃん走れば模型としてはいいかなって思います。
あと、前回発注内容に含めていなかった窓ガラスですが、運転席横のサッシ窓をはめ込みにしました。精密度は上がりつつ、工作難易度も連れて上がるという悩ましい仕様です。
それぞれの造形進捗について
発注は以上ですが、どれも届いてません(今月発注なので、当然ですがw)。今のところ目論見どおり、ED75のウエイトについては、作業の真っただ中で、おおむね10日間はかかるかなと思っています。
キハ58系の方は、発送まで済んでいます。
アクリル造形は早いもので、発注してから3日後には発送が終わっています。Shapewaysでは配送情報もトレースできるようになっているのは以前も記事にしていましたので、見てみましょう。
なんと読むかは分かりませんが、本日ドイツに届いているようです。届くのが楽しみですね。
しかし、届けば届いたで検証と仕上げが待っています。梅雨の最中で塗装も捗りにくいのですが、良いものになるように湿らずいってみましょう。
2回目の発注は、7月2日ではなく7月3日の誤りでした。
コメント欄より訂正させていただきます。