モハ583系 ナイロンモデル【1両目】
ナイロンモデルの583系に磨きをかけてみます。
ぱっと見の印象じゃ、何にもしなくていい感じなんですけどねぇ。
先日のTUNE D3です。
これを使って、撫ぜるように力を少し入れながら磨きます。
これが、ほぼ1分後の状態。
ナイロン用のプリンタは、水平方向が甘くなるようですね。
寝台の小窓は、バッチリ貫通しています。
ザラザラした感じは、少しですが減っていく感じはしてます。
直に触ってみると、ザラザラ感は消え、明らかにスベスベしてます。
して、仕上げ用の水研ぎペーパーです。
磨いてる時は、イマイチ感触がないです。
ホンマ大丈夫かいなw
で、ひと通り磨き終わったのがコチラ。
他のディテールはあまり削れていません。
ペーパーの品質ではなく、種類が違うようです。
みかけはともあれ手触りは確実に違いますので、この後の仕上げの中で違いが出るのだと思います。
今回は磨きですが、作業の中で、ナイロンモデルの特徴が見えてきました。
・票差しや窓周りのHゴムは、造形が甘くなる
・雨樋など、水平部分は造形が甘くなる
・トイレ窓など、塗装表現に頼るのは厳しい
・普通のペーパーは表面の状況が悪化する
・抜きや角の表現は良好
・水平、垂直は良好
・段差の表現は悪くないが、ペーパーがけで消えがち
・弾力があり丈夫なので、取り扱いが楽
・ザラザラ具合は全体的に同じレベル
これらから、ナイロン素材用の設計を自分なりにまとめてみると、
・細かな表現はオーバー気味にする
・雨樋などは造形と表現のバランスを考える
・窓などは抜いたことを前提に設計する
・設計のガイドラインを守る限り丈夫
これらを念頭に置いて作図する方が良いようです。
特に細かな表現は、ガイドライン未満の設計部分もあり、何度か造形してみる必要がありそうです。
さて、この後は、プライマー、サーフェサーと続き、ペーパーがけです。
今回は、設計内容の見直しが目的なので、仕上げはテスト塗装までの予定です。